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【マニュアル作成入門】わかりやすいマニュアルのデザインとは?

【マニュアル作成入門】わかりやすいマニュアルのデザインとは?

こんにちは!コンサルタントのKです。
今回は「マニュアル作成入門」第2弾ということで、マニュアル作成において悩むことが多い「デザイン」に着目してみます。実際に見かけたデザイン例を交えながら、よりわかりやすいデザインにするためのコツなどをご紹介します!

目次

1. デザインは「見映え」だけを指しているわけではない!?

マニュアルの「デザイン」と聞いたとき、皆さんは何を想像しますか?見た目や見映えを想像する方が多いのではないでしょうか。確かに、見た目が整ったかっこいいマニュアルは、読むモチベーションも上がるので、重要なポイントではあります。

しかし、「見映えが良いマニュアル=わかりやすいマニュアル」とは限りません。マニュアル作成のプロにとっての「デザイン」は、見た目や見映えだけを指しているわけではないのです。

「マニュアルのデザインを整える」ということは、「マニュアルに含める情報を整理し、読み手にとってわかりやすいように見せ方を工夫する」ことです。つまり、情報の整理から始めることがポイントになります。情報の整理をせずに見せ方の工夫から始めると、デザインのせいでかえってわかりづらいマニュアルになってしまう可能性があります。

よくあるのが、重要な事項と補足事項といった異なる情報を、同じようなスタイルで記載してしまうケースです。重要事項が埋もれてしまい、何が重要なのかわかりづらくなってしまいます。最初に情報整理をし、「この情報は重要、この情報は補足」と決めておけば、このような結果にはなりません。

デザインの根底にあるべきは情報整理であるということ、おわかりいただけたでしょうか?情報を整理することで、必要な情報が探しやすくなり、困ったときに「マニュアルを見よう!」という気持ちにもさせてくれますね。

マニュアル作成において、重要な役割を果たすデザイン。せっかく作成したマニュアルがデザインのせいでわかりづらく、使われないマニュアルにならないためにも、最初の段階でデザインについてよく検討しましょう!

ここで、デザインのせいでわかりづらくなってしまったマニュアルのケースについて、もう少しお話します。

2. うっかり陥ってしまうわかりづらいマニュアルのデザイン

ヒューマンサイエンスが携わった事例の中から、よく見かけるわかりづらいデザインについてお話します。

●スタイルが統一されていない

太字、斜体、箇条書きといったスタイルを使用しているものの、統一されていないために、読み手を混乱させてしまうケースです。
例えば、番号の表記が「①、②…」だったり「1)、2)…」だったりする、左のようなマニュアルを見たことがありませんか?
「①、②…」は業務フローで「1)、2)…」は作業手順、といったように、情報の種類が異なるなどの理由があって使い分けているならまったく問題ありません。問題になるのは、同じ種類の情報に対して複数のスタイルを使用している場合です。
読み手が「さっきと異なるスタイルで書かれているということは、別の種類の情報かな?」と勘違いし、混乱してしまうからです。マニュアルを複数人で作成する場合に、特に陥りやすいケースです。





●メリハリがない

先のケースとは逆に、スタイルをほとんど使わずシンプルに作成してしまったために、わかりづらくなってしまったケースです。
「シンプルなデザインで作成した方がわかりやすいのでは?」と考える方がいるかもしれませんが、実はそうではありません。左のマニュアルのように、すべて同じ調子で記載してしまうと、「どこに作業手順が記載されているのか」「何が重要な情報で、補足情報はどれなのか」など、情報の違いが一目で判別できなくなってしまいます。スタイルは、使いすぎても使わなさすぎてもわかりづらくなってしまう、ということです。
ここまでお話すると、「一体どうすればいいんだ!?」と思う方がおられますよね。次に、わかりやすいマニュアルをデザインするための方法をご説明します。





3. 情報が整理された、わかりやすいマニュアルをデザインするための3つのステップ

わかりやすいマニュアルをデザインするためには、3つのステップを踏みましょう。

ステップ①:情報を整理する

補足事項や注意事項、作業手順などを書き出し、どのような種類の情報があるのか俯瞰してみましょう。最初に情報を整理して、どんな種類の情報があるのかを見える化しておかないと、ステップ③でご説明する「使用するスタイルを定義する」の検討ができません。詳細な方法はこちらのブログに記載していますので、ご興味のある方はご参照ください。

https://www.science.co.jp/document_blog/31016/

ステップ②:見せ方を決める

「●メリハリがない」でご紹介したマニュアルの改善例がこちらです。作業手順など、読み手に一番読んでほしい情報を目立たせるとわかりやすくなります。視覚的にメリハリを付けることで、一目で何の情報が書かれているのかも理解できるようになります。
このように、各種情報についてどういう見せ方をするのを決めましょう。また、文章で羅列するよりも、積極的に表やフロー図などを使用しましょう。さらに、重要事項などはアイコンなどを活用して目立たせるとよりわかりやすくなります。





ステップ③:スタイルを定義する

ステップ②で決めた見せ方をもとに、スタイルを定義しましょう。

色、フォント、文字サイズ、箇条書きなどを情報ごとに定義して、スタイルを統一します。フロー図なども、場所によって見せ方がばらばらにならないように、どのようなスタイルで表現するのかを定義しておきましょう。複数人でマニュアルを作成する場合には、定義した内容をきちんと共有しましょう。

また、ヘッダーやフッターを使用することもおすすめします。ページ数が多いと「今、マニュアル全体のどこを読んでいるんだろう?」と、わからなくなることがあります。各ページのヘッダー部分に見出し情報を入れておくと、どこを読んでいるのかを確認する手助けになります。フッターには、ページ番号を入れ、目次からページ番号で検索できるようにすると使いやすくなります。

「スタイルを定義する手間をかけられない」という方には、マニュアル作成ツールを使うことをおすすめします。ツールには、あらかじめスタイルやテンプレートが用意されているので、一から自分で考える必要はありません。

ツールにご興味がある方はこちらのブログをご参照ください。
https://www.science.co.jp/document_blog/29997/

4. まとめ

今回は、マニュアルのデザインに着目して、重要性や作成のポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。「デザインは見映えだけの話ではなく、情報を整理するのが目的なんだなぁ」と思ってくださったら何よりです!今後マニュアルを作成される際にぜひ参考にしてください。

「そうはいってもマニュアル作成に割く時間が無い」「情報が多すぎて、何から手をつけたら良いのかわからない」とお考えの方は、プロに依頼することをお勧めします。

ヒューマンサイエンスは、1985年以来、数多くのマニュアルを作成してきた実績を持っています。まさに、マニュアル作成におけるプロフェッショナル集団です。現状課題の整理から、改善方針策定、カスタマイズマニュアルの作成まで一貫してご支援することができます。業務マニュアルの作成でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

特長①:大企業・グローバル企業を中心に豊富なマニュアル制作実績
ヒューマンサイエンスは、製造業やIT業界を中心に243社・3148件のマニュアル制作実績があります。「ドコモ・テクノロジ株式会社」「ヤフー株式会社」「ヤマハ株式会社」など、名だたる企業をクライアントとしてきました。

特長②:経験豊富なコンサルタントによる調査・分析~アウトプット
業務マニュアル作成に携わるのは、ヒューマンサイエンスが誇る経験豊富なコンサルタントになります。熟練のコンサルタントが、豊富な経験と提供された資料から、より分かりやすい業務マニュアルを提案します。また資料がない段階からでもマニュアル化が可能です。担当のコンサルタントがヒアリングを行い、マニュアル作成を行います。

特長③:マニュアル化だけでなく、定着支援も行っている
ヒューマンサイエンスは、マニュアル作成以降、大事なフェーズである”定着化”も担当しています。例えば、マニュアル作成後も、マニュアルの更新やマニュアル作成セミナーを実施していきます。様々な施策を打つことで、現場にマニュアルが定着していくようにアプローチをします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
このブログが見やすいマニュアル作りへのヒントになれば、うれしく思います。

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