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ChatGPT APIとは?できることからメリット、連携例まで解説!

ChatGPT APIとは?できることからメリット、連携例まで解説!

目次

1. ChatGPT APIとは

1-1. ChatGPTとは

ChatGPTは、非営利団体であるOpenAIによって開発された非常に大規模な言語モデルです。このモデルは、人工知能を活用して、ユーザーとチャット形式でコミュニケーションを取ることができます。ChatGPTは、主にインターネット上で入手可能な大量のテキストデータから学習しており、人間が書いたような自然な文章を生成できることが特徴です。ChatGPTは指示内容(プロンプトと呼ばれます)に応じて、人間相手のような会話をしたり、メールやブログ、シナリオを作成したり、アイデアを創出したり、長い文章を要約したりすることができます。翻訳業務やアノテーション業務にも活用できます。

翻訳業務における活用方法やChatGPTの翻訳精度について詳しくは以下の記事をご覧ください。

「ChatGPTの翻訳力は?翻訳の各工程で徹底検証」

アノテーション業務における活用方法について詳しくは以下の記事をご覧ください。

「ChatGPTでアノテーションはできるのか?」

1-2. APIとは

APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェイスの略で、ソフトウェアアプリケーション間でデータや機能を共有し、相互に連携するための窓口となるものです。APIは、アプリケーションが他のアプリケーションと対話するためのルールやプロトコルを提供し、開発者が異なるシステムやプラットフォーム間で情報を共有し、連携できるようにします。APIの中でもインターネット上で提供されているものを特にWeb APIと呼びます。

Web APIは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を通じてデータの送受信を行います。一般的に、Web APIはクライアントとサーバー間でデータをやりとりするために使用されます。Web APIは、クライアントからのHTTPリクエストを受け取り、それに対してHTTPレスポンスを返します。リクエストにはHTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)とエンドポイント(URL)が含まれ、レスポンスにはデータやステータスコードが含まれます。

情報の送受信では、一般的にJSON(JavaScript Object Notation)やXML(eXtensible Markup Language)のデータ形式が使用されます。JSONは特に人間に読みやすく、機械にも解析しやすいため、多くのWeb APIで採用されています。

多くの場合、Web APIへのアクセスは認証トークンやAPIキーを使用して制御され、権限を持つプログラムだけがアクセスできるようになっています。また、データ通信は一般的にHTTPSを使用して暗号化されるため、第三者が通信内容を読むことはできません。

インターネットで提供されている多くのサービスでWeb APIが提供されています。例えば、ソーシャルメディアプラットフォーム(Facebook、X)、クラウドサービス(AWS、Azure)、決済プロセッサー(PayPal、Stripe)、地図サービス(Google Maps)などがWeb APIを提供しており、開発者はこれらのAPIを使用してアプリケーションを拡張することができます。

1-3. ChatGPT APIとは

OpenAI社からもテキスト生成、画像認識/生成、音声認識/生成など、さまざまなWeb APIが提供されています。これらのWeb APIを総称してOpenAI APIと呼びます。その中で、特にテキスト生成用のWeb APIのことをChatGPT APIと呼んでいます。ChatGPT APIでは、GPTのモデルを選択でき、GPT-4、GPT-3.5などのモデルが用意されています。また、API経由の場合、モデルのプレビューバージョンを利用でき、GPT-4 Turboのような最新モデルをいち早く試すこともできます。GPT-4 Turboについて詳しくは以下のブログ記事をご覧ください。

「GPT-4 Turbo、ChatGPTをカスタマイズできるGPTsが登場」

2. ChatGPT APIでできること

2-1. 自動応答・質問応答

ChatGPT APIのAssistantsを利用すると、ユーザーとのチャットのやりとりを保持しながら、質問に対して適切な回答を生成できます。AssistantsのRetrievalという機能を利用すると、参照用ファイルを渡すことができ、ChatGPTに内蔵されている知識と外部の知識を組み合わせて回答を生成できます。自社の製品やサービスのFAQ文書を渡すだけで、自社独自のChatGPTを作成できます。

2-2. 文章作成・要約・添削

文章作成では、与えられたテキストや質問に対して、自然な文章を生成することができます。例えば、ブログ記事の執筆やレポートの作成など、様々な場面で活用することができます。要約機能では、与えられた長い文章を短くまとめることができます。大量の情報を効率的に処理する際に役立ちます。例えば、ニュース記事の要約や会議の議事録のまとめなどに活用することができます。添削機能では、与えられた文章の文法や表現の誤りを修正することができます。文章の品質向上や、外国語の学習支援などに役立ちます。例えば、英文の添削やエッセイの校正などに活用することができます。

2-3. 言語翻訳

翻訳元のテキストと翻訳先の言語を指定して翻訳を指示することで、ChatGPT APIは翻訳が可能です。翻訳元テキストの言語を自動判定するため、翻訳元の言語を指定する必要はありません。ChatGPTの開発に利用された学習データには多言語データが含まれていますが、データの大部分は英語であるため、ChatGPTは英語への自動翻訳、特に英語の表現力に優れています。

2-4. Eメールなどの文章作成・要約・添削

ChatGPT APIを利用することで、Eメールやその他の文章の作成、要約、添削などの機能を実現できます。例えば、重要なメールの起案や報告書の作成、要約が必要な長文の処理など、さまざまな場面で活用できます。文章の添削機能も備えており、メールに含まれる文法や表現のミスを修正することができます。

2-5. 情報検索

ChatGPTは主にウェブ上のデータを学習しており、さまざまな情報の検索に利用できます。学習データの最新の日付はChatGPTのプレビュー版GPT-4(gpt-4-1106-preview)では2023年4月です。この日付以降の最新データや、社内文書のような非公開データについては検索できません。前述のAssistants APIを使用するとChatGPTに追加の情報を渡すことができるため、最新データや非公開データについても検索可能にすることができます。

2-6. 会議の文字起こしと議事録作成

OpenAI APIではWhisperと呼ばれる音声認識機能が提供されています。英語だけでなく日本語でも高い精度で音声を認識できます。言語を自動認識するため、あらかじめ言語を指定する必要はありません。ただし、話者の認識ができない点は注意が必要です。

2-7. プログラミングコード作成・修正

ChatGPTはプログラミングコードも学習しています。PythonやJavaScript、C#などの広く使われているプログラミング言語について多くの知識があるため、実装したい内容を人の言葉で指示するだけで、プログラミングコードを生成できます。プログラミングを行う際のベストプラクティスについても詳しく、設計やテストの際に有益なアドバイスを得ることもできます。既存のコードを渡して、説明してもらうことも可能です。

2-8. デバッグの検証、仕様書の確認

デバッグの際にはエラーメッセージを渡すことで、不具合の詳細について説明を得ることができます。プログラミングコードを渡して、原因と思われる箇所を指摘してもらったり、修正案を提示してもらったりすることも可能です。仕様書からコードサンプルを作成することも、逆にテスト用のコードを作成することもできます。

2-9. マニュアル作成

マニュアルの骨子を用意して、ChatGPTに本文を生成させることができます。長文を一度に生成することもできますが、章単位や段落単位で生成するほうが精度が向上します。過去のマニュアルがある場合は、そのデータを渡すことで、文体や表現を揃えることも可能です。

3. ChatGPT API活用のメリット

3-1. チャットボットなどに連携することでユーザーエクスペリエンス・顧客満足度が向上する

チャットボットは人間とは異なり、24時間365日稼働し、迅速な情報提供が可能です。また、チャットボットを通じて顧客の声を収集し、改善点や要望を把握することも可能です。これにより、顧客のニーズに合わせたサービスや製品の開発につなげることができます。

3-2. AIの開発に必要な時間とリソースを大幅に削減できる

自社で一からAIを開発するには相当な時間とリソースが必要です。しかし、ChatGPTのような外部サービスを利用すれば、ベースとなるAIの開発は不要です。また、OpenAI社やMicrosoft社のクラウドサービスを利用すればインフラの構築や保守も不要であり、低コストで安定したサービスを提供できます。

3-3. ChatGPTは拡張性と柔軟性が高いため多様なタスクに対応できる

ChatGPTは、その優れた拡張性と柔軟性により、様々なニーズに応えることが可能です。例えば、情報提供や質問応答、推論や要約など、幅広い用途に利用することができます。また、ChatGPTは自然言語理解と生成の双方に優れた能力を持っており、会話形式でのタスクにも適応でき、会話ボットや仮想アシスタントとしても利用することができます。

3-4. 翻訳や文章作成などを社内ツールに連携させることで業務効率化につながる

ChatGPT APIを社内ツールや翻訳ソフトウェアを連携させることで、翻訳や文章作成に関わる手間を大幅に削減することができます。ChatGPTは機械翻訳エンジンとしてだけではなく、文章の生成、文法の校正、表現のブラッシュアップなどに活用でき、多種多様な業務で効率化が望めます。

4. ChatGPT APIの活用例

4-1. 翻訳ソフトとの連携

DeepLやGoogleのような翻訳エンジンに加えてChatGPTを利用することでさまざまなメリットが得られます。従来、機械翻訳エンジンのカスタマイズには大量の原文と訳文が必要で、時間もコストもかかっていましたが、ChatGPTならプロンプトを工夫するだけで、望みの訳文が得られます。また、文書を改版する際に、翻訳メモリがあり、原文の一部に修正があった場合(あいまい一致と呼ばれます)、これまでは人間が手作業で訳文を修正する必要がありましたが、ChatGPTを活用することで、あいまい一致の自動修正が可能になります。翻訳ソフト(CATツール)との連携について詳しくは以下の記事をご覧ください。

「ChatGPTを使って翻訳をする方法は?使い方や活用方法をご紹介」

4-2. ECサイト上などのAIチャットボットとの連携

ChatGPTは広範な知識を有しており、それを活用することで自然な対話が可能となります。Assistants APIを利用することでECサイトの製品やサービスについて顧客が質問や疑問を投げかけた際にも適切な回答を提供できます。また、ChatGPTは多くの顧客と同時に対話できるため、企業は顧客数が増えた場合にも人件費を抑制しながら顧客対応できます。さらに、ChatGPT APIは多言語で会話できるため、ECサイトをグローバル対応できます。

4-3. プレスリリース自動生成ツールとの連携

ChatGPTをプレスリリースの原稿作成ツールとして活用できます。独自のプロンプトを用意することで、プレスリリース向けの最適な記事構成を自動作成することが可能となります。広報担当者が作成したいプレスリリースの概要を入力するだけで原稿が完成するため、広報の業務負荷を大幅に低減することができます。また、日本語のプレスリリースだけでなく英語のプレスリリースも簡単に作成できるようになります。

5. まとめ

ChatGPT APIはOpenAI社が提供する大規模言語モデルのAPIです。ChatGPT APIを利用することで、独自のソフトウェアやウェブサービスがChatGPTと連携できるようになります。ChatGPT APIでは自動応答や文章生成、言語翻訳など様々なタスクが実現でき、その柔軟性と拡張性により多岐にわたる活用が可能です。メリットとして、ユーザーエクスペリエンス向上やAI開発の効率化、高い柔軟性、社内ツールや翻訳ソフトとの連携による業務効率化が挙げられます。

ヒューマンサイエンスではChatGPT APIと連携した自動翻訳ソフトMTrans for OfficeおよびMTrans for Tradosを提供しています。ChatGPTは翻訳エンジンとして活用できるだけではなく、プロンプト次第で文章の書き起こしや書き換え、文章校正をすることができます。MTrans for OfficeおよびMTrans for Tradosは、14日間の無料トライアルも受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

MTrans for Officeの特長

① 翻訳できるファイル数、用語集に制限はなく定額制
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④ 日本企業による日本語でのサポート
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Officeかんたん翻訳ソフトMTrans for Officeとは

MTrans for Tradosの特長

  1. ① DeepLやGoogleなどの複数の機械翻訳エンジンによる同時翻訳
  2. ② 機械翻訳の訳文に用語を自動適用。機械翻訳エンジンを問わず用語集を一元管理
  3. ③ 文字列置換、正規表現置換、ChatGPTを使って機械翻訳の訳文のスタイルや表記、表現を自動修正
  4. ④ 翻訳メモリのあいまい一致の自動修正
  5. ⑤ 原文の書式、タグを維持したまま機械翻訳
 

Trados用機械翻訳ソリューションMTrans for Tradosとは

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