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Memsource(現Phrase TMS)とは?翻訳支援ツール(CAT)と翻訳管理システム(TMS)の違いは?

Memsource(現Phrase TMS)とは?翻訳支援ツール(CAT)と翻訳管理システム(TMS)の違いは?

目次

1.Memsource(現Phrase TMS)とは?

Memsourceは、2010年にチェコ共和国でローンチされた、翻訳業務を支援するためのシステムです。翻訳作業を支援するクラウドベースの翻訳支援ツール(CATツール)であり、同時に翻訳管理システム(TMS)でもあります。

このツールは、翻訳プロセス全体を一元管理するためのさまざまな機能を備えています。例えば、プロジェクト管理機能、翻訳メモリ機能、用語集管理機能、機械翻訳機能などを提供します。これらの機能は、翻訳作業の品質を向上させるだけでなく、時間とコストの削減にもつながります。

Memsourceは、クラウドベースのため、インストールやセットアップが必要なく、いつでもどこでも利用することができます。クラウド上でデータやファイルが管理されるため、情報セキュリティの面でも安心して利用できます。また、APIを提供しており、他のシステムとの連携も可能です。グローバルに多くの企業や翻訳者に利用されています。

プロジェクトマネージャーのライセンスに翻訳者分のライセンスが含まれているため、翻訳者は無料でMemsourceを使用できます。一般に、会社の翻訳部門や翻訳会社でライセンスを購入し、翻訳者ライセンスを翻訳者に無料で貸し出すことが多いです。

2021年にMemsource社が同業のPhrase社を買収し、現在、MemsourceはPhrase TMSと改名されています。

2.CATツールと翻訳管理システムの違いは?翻訳業務に活用できるツールの種類

翻訳支援ツール(CATツール)は、翻訳者が翻訳作業を行う際に、翻訳メモリや用語集などの機能を提供することで、翻訳の効率と品質を向上させることができます。主に翻訳者やレビューアが利用します。詳細については、 ブログ記事「CATツールとは?メリット・デメリットなど解説」を参照してください。

 

翻訳管理システム(TMS)は、翻訳プロジェクトマネージャーが翻訳プロジェクトを効率的に管理するためのシステムです。プロジェクトマネージャーは、翻訳プロジェクトの進行状況を把握することができ、翻訳者のスケジュール管理や翻訳作業の品質管理を行うことができます。Phrase TMSは、クラウド上で動作する翻訳管理システムの一つであり、翻訳プロジェクトを効率的に管理するために使用されます。詳細については、 ブログ記事「翻訳管理システムとは」を参照してください。

 

Phrase TMSは自動翻訳ソフトと連携することもできます。自動翻訳は、機械学習や自然言語処理の技術を用いて、人間の代わりにコンピューターが翻訳を行います。「自動翻訳」は「機械翻訳」や「MT」とも呼ばれます。近年は人間の脳からヒントを得たニューラルネットワークに大量の翻訳コーパス(原文と訳文)を学習させることで、自然な翻訳結果が得られるようになりました。ただし、自動翻訳は完璧な翻訳を行うことはできず、人手による確認作業は必須です。DeepLやGoogleを代表とする自動翻訳サービスが有名です。

弊社ではPhrase TMSで機械翻訳を利用できるようにするMTrans for Phrase TMSという製品を提供しています。複数の機械翻訳エンジンを利用でき、用語集やスタイル置換機能を使って機械翻訳の精度を向上させることができます。詳細については、 MTrans for Phrase TMSの製品ページをご覧ください。

3.Phrase TMSでできること・機能

ニューラル機械翻訳:Phrase TMSはニューラル機械翻訳をサポートしており、高品質な翻訳を提供することができます。ニューラル機械翻訳は、ニューラルネットワークを使用して翻訳を行うため、従来の機械翻訳に比べて自然な翻訳を生成することができます。

 

翻訳メモリ:翻訳メモリを使用することで、以前に翻訳した文書の再利用ができます。翻訳メモリは、改版または類似の文書を翻訳する際に、翻訳の一貫性を保つために役立ち、翻訳効率も向上します。機械翻訳による訳文を翻訳者が修正した場合、その修正後の訳文は翻訳メモリに記録され、次回以降、再利用されるため、翻訳精度を向上させることができます。人間が何度も修正する必要がなくなり、翻訳効率が向上します。

 

文書形式:Phrase TMSは、さまざまな形式の文書を翻訳することができます。Word、Excel、PowerPoint、PDF、HTML、XMLなど、多様な形式の文書に対応しています。

 

多言語対応:Phrase TMSは、100以上の言語に対応しており、多言語の翻訳プロジェクトを簡単に管理できます。

 

データの一元管理:Phrase TMSは、大規模な翻訳プロジェクトを管理するのに最適なツールです。翻訳プロジェクト、翻訳メモリ、用語集などを一元管理できるため、複数の翻訳者が同じプロジェクトに参加することも、複数のプロジェクトを同時に進行させることも可能です。継続的に利用することで、データが蓄積され、翻訳の効率と品質が持続的に向上していきます。また、データをクラウド上に一元管理しているため、情報セキュリティ対策も万全です。

4.Phrase TMS導入のメリットは?

1. 価格が手ごろ
Phrase TMSは、他の類似するソフトウェアと比較して手ごろな価格が設定されています。企業や個人が少額から利用開始できるため、初めてPhrase TMSを導入する場合でも、手軽に始めることができます。

 

2. モバイルアプリが提供されている
Phrase TMSは、モバイルアプリが提供されているため、場所を問わず作業の進捗を確認することができます。オフィス内だけでなく、外出先や自宅でも作業ができるため、柔軟な働き方が可能です。

 

3. シンプルなUIで操作性が高く、動作が早い
Phrase TMSは多機能ですが、必要な機能には素早くアクセスできるようにUIが設計されています。シンプルで操作性が高く、動作も早いため、ストレスなく翻訳プロジェクトを進めることが可能です。

 

4. セキュリティ対策
Phrase TMSは、セキュリティ対策がしっかりとされています。ISO 27001認証を取得しており、すべてのデータが暗号化されるため、外部からの不正アクセスや情報漏洩のリスクを低減することができます。

 

5. 役職ごとのメリット
Phrase TMSは、役職ごとに異なるメリットがあります。例えば、プロジェクトマネージャーは、効率的なプロジェクト管理が可能であり、翻訳者は、翻訳作業の効率化が図れます。また、品質管理担当者は、翻訳品質の向上に役立つ機能が提供されており、翻訳業務全体でプロジェクトの効率化と品質向上が実現できます。

5.まとめ

Phrase TMSは、手頃な価格で高品質な翻訳管理システム(TMS)を提供し、企業が効率的に翻訳プロジェクトを管理できるよう支援します。シンプルなユーザーインターフェースやモバイルアプリの提供により、操作性とアクセシビリティが向上しています。また、セキュリティ対策が万全であり、役職ごとに異なるメリットが提供されているため、プロジェクトマネージャーや翻訳者、品質管理担当者など、翻訳業務全体でプロジェクトの効率化と品質向上が実現できます。

弊社では、翻訳会社として長年利用した経験を元にPhrase TMSの導入をお手伝いいたします。DeepL、Google、Microsoft、Amazon、NAVER Papagoなどの機械翻訳サービスをPhrase TMSで利用できるようにするMTrans for Phrase TMSという機械翻訳ソリューションと、ポストエディットサービスも提供しています。お気軽にお問い合わせください。

 

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