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翻訳業務を効率化する方法は?代表的なツールのメリット・デメリットをご紹介

翻訳業務を効率化する方法は?代表的なツールのメリット・デメリットをご紹介

目次

1. 翻訳業務を効率化するポイントは?

翻訳業務を効率化するには以下の3つの方法があります。

 

■機械翻訳とポストエディットの活用
AIを用いた技術が普及してきています。DeepLなどのAI翻訳もその一つで、翻訳業務において機械翻訳とポストエディットは欠かせないものとなっています。機械翻訳とポストエディットを導入することで、翻訳対象の文章の分量を問わず、翻訳期間を短縮し、翻訳費用を削減できます。

ただし、機械翻訳には誤りが含まれていることがあるため、機械翻訳による訳文を人間がチェックし、修正する必要があります。この作業を「ポストエディット」と呼びます。例えば、大量の文章を短時間で翻訳する必要がある場合は、最初に機械翻訳を使って全体を翻訳し、その後、人間がポストエディットします。

機械翻訳について詳しくは「AI翻訳の歴史と人気のソフトご紹介」をご覧ください。

 

■CATツール(翻訳支援ツール)の活用
翻訳業務では、プロジェクトマネージャー(コーディネーター)、翻訳者、レビューア(チェッカー)など、複数の人間が関わります。この中で、特に翻訳者とレビューアの業務を支援し、翻訳作業の効率と訳文の品質を向上させるのがCATツールです。CATツールには翻訳メモリ、機械翻訳、用語集、品質チェックの4つの機能が備わっていますが、このうち翻訳メモリと機械翻訳が翻訳業務の効率化を可能にします。

翻訳メモリは、過去に翻訳した原文と訳文のペアが保存されているデータベースのことです。初回翻訳時に原文と訳文を翻訳メモリに登録し、それ以降、翻訳メモリを参照することで、一度翻訳した文を何度も訳す必要がなくなります。翻訳メモリに存在しない文については、外部の機械翻訳サービスと連携して機械翻訳してからポストエディットします。

CATツールの概要については「CATツールとは?メリット・デメリットなど解説」をご覧ください。

■翻訳管理システムの活用(プロジェクトマネージャー向け)
一方、プロジェクトマネージャーの業務を支援し、効率化するのが翻訳管理システムです。翻訳管理システムを導入することで情報の一元化、プロセスの自動化、機密保持といったメリットが得られます。このうち、翻訳業務の効率化に寄与するのが、情報の一元化とプロセスの自動化です。

情報の一元化によってプロジェクトマネージャーや翻訳者などの作業者間のファイルのやり取りが効率化され、翻訳期間が短縮されます。また、プロセスの自動化によって、作業者間の手動によるメールのやり取りが不要になり、同様に翻訳期間が短縮されます。

翻訳管理システムの概要については「翻訳管理システムとは」をご覧ください。

2. 翻訳を効率化できるサービスの種類とそれぞれのメリット・デメリット

■機械翻訳
代表的なサービスにDeepLやGoogle翻訳があります。一般にDeepLのほうが流暢で自然な翻訳ができます。ただし原文にある文や語句が訳文から抜けてしまう「訳抜け」が発生することが多いです。Google翻訳については、流暢さは劣るものの、原文に忠実に翻訳することが多く、訳抜けはあまり発生しません。いずれも翻訳速度を向上させることができ、翻訳期間を短縮でき、翻訳費用を削減できます。

DeepLとGoogle翻訳の翻訳精度について詳しくは「機械翻訳の最新動向と「DeepL」と「Google翻訳」の比較」をご覧ください。

 

■CATツール
代表的なツールにPhrase TMS(旧称Memsource)やTrados Studioがあります。基本的には、Phrase TMSはウェブブラウザを使って作業し、Trados Studioはソフトウェアをパソコンにインストールして作業します。

Phrase TMSのメリットはウェブブラウザだけで作業できる点です。コロナ禍で在宅勤務(work from home)を余儀なくされた企業も多いですが、ウェブブラウザさえあれば翻訳業務を継続できます。またプロジェクトマネージャーのアカウント契約に一定数の翻訳者のアカウントが含まれているため翻訳者は無料でPhrase TMSを使用できます。デメリットとしてはインターネット接続が常に必要な点で、回線の品質が低いと翻訳作業に支障が出る場合があります。

Trados Studioのメリットはインターネット接続が不要な点です。パソコンの性能が十分であればインターネット回線の品質によらず快適に利用できます。デメリットとしては翻訳者もライセンス費用が必要な点です。

いずれのCATツールも、翻訳効率化、訳漏れの回避、共同作業の効率化、レビューアの業務効率化が図れます。Phrase TMSとTrados Studioについて詳しくは「CATツール比較 ~選ぶべきポイントとは?~」をご覧ください。

 

■翻訳管理システム
代表的なサービスにPhrase TMS(旧Memsource)やTrados GroupShareがあります。Phrase TMSのメリットは、CATツールと翻訳管理システムが統合されており、いずれもクラウドでサービスが提供されているためウェブブラウザがあればすぐに利用でき、導入が簡単です。Trados GroupShareはソフトウェアとクラウドの両方でサービスが提供されており、ソフトウェアを契約した場合は自社でサーバーを用意し、設定と管理を行う必要があります。クラウドの場合、自社サーバーは不要になります。CATツールとしてPhrase TMSとTrados Studioのどちらを選択するかによって、使用する翻訳管理システムが決まります。

3. まとめ

機械翻訳とポストエディット、CATツール、翻訳管理システムを導入することで翻訳業務を効率化できます。CATツールが未導入の場合は最初にCATツールを導入し、その後機械翻訳を導入するのが一般的です。

弊社では、翻訳会社として長年利用した経験を元にPhrase TMSの導入をお手伝いいたします。DeepL、Google、Microsoft、NAVER Papagoなどの機械翻訳サービスをPhrase TMSとTradosで利用できるようにするMTrans for Phrase TMSとMTrans for Tradosという機械翻訳ソリューションと、ポストエディットサービスも提供しています。お気軽にお問い合わせください。

 

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