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アイコン化? 機械翻訳? コンテンツリリースの期間を短縮する 4 つの Tips

アイコン化? 機械翻訳? コンテンツリリースの期間を短縮する 4 つの Tips

先日、10 年ぶりに改定された某辞典の内容の一部に誤りがあるというニュースが話題になりました。そのニュースの内容についてはここでは触れませんが、ドキュメント製作に携わっている身としてはその更新作業が気になるところです。3 千ページを超える印刷物から一部の内容を修正するのはとてもたいへんなことと想像できます。

 

約 20 年前、携帯電話を買うともれなく分厚いマニュアルが付いてきました。現在はどうでしょう。最近のスマートフォンには、薄っぺらい 3 つ折りのマニュアルが入っているだけで、内容もイラストを使った説明が中心になっています。
ただ、スマートフォンの箱にマニュアルは入っていませんが、ほとんどの場合、端末にマニュアルアプリがプリインストールされています。または、ウェブ上でマニュアルが公開されていることもあります。
アプリやウェブでマニュアルを公開することで、最新の情報を常に提供できるようになるので、緊急の修正にも対応することができます。紙媒体と大きく異なるところですね。

 

しかし、紙媒体の電子化が進んでも、製品をグローバルに展開するのであれば、各言語版のマニュアルが必要になります。この翻訳作業に時間をかければかけるほど、リリースのタイミングが遅くなってしまいます。そのため、コンテンツのリリースサイクルを適切に設定しなければなりません。このブログでは、リリースサイクルを短くするためのヒントをご紹介します。

 

  1. 目次:
  2. 1. 紙媒体での提供をやめて、アプリやウェブで配信する
  3. 2. ドキュメント作成を英語から始める
  4. 3. 文字を極力省き、アイコン化する
  5. 4. 機械翻訳を活用する
  6.  

    1. 紙媒体での提供をやめて、アプリやウェブで配信する

     

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    さまざまなモノとインターネットをつなぐ技術、「IoT」が急速に進んでいます。照明のオン・オフやカギの開け閉めも、携帯電話などのデバイスからインターネット経由でできるようになりました。製品の開発もインターネットなしでは進まなくなってきているのではないでしょうか。
    もし、製品がインターネットとつながっていて、ディスプレイ画面を備えているのであれば、マニュアルの配信を製品内アプリやウェブに限定するのはどうでしょう。そうすることで、コンテンツのアップデート作業が容易になり、常に最新の情報をユーザーに提供することができるようになります。想定外の修正にもタイムリーに対応できます。

     

    もちろん、万が一のことも考えておかなければなりません。インターネットにつながらないことを考えてオフライン版を用意する必要があります。ただし、シームレスにオフライン版を提供できる仕組みを用意できれば、ユーザーエクスペリエンスを損なうことはありません。

     

    2. ドキュメント作成を英語から始める

     

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    一部の日本企業では、マニュアルなどのドキュメント作成を担当するオフィスやソフトウェアの開発拠点をシンガポールや香港などのアジア圏に移すという動きが見られます。
    たとえば、マニュアル作成の言語フローを「日本語→英語→多言語」から「英語→多言語(日本語含む)」にすることでグローバルのリリースタイミングを早めるという狙いがあるようです。
    これは、メインターゲットの国によって進め方が異なるかと思いますが、日本のマーケットと同じくらいに海外マーケットが重要という製品にとっては有効な方法と言えそうです。

     

    3. 文字を極力省き、アイコン化する

     

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    インターネットやスマートフォンが生活に根付いたことと同時に、多くの言葉がアイコン化されました。たとえば、ホーム画面に戻る場合は「 20180215_164004 」、設定画面を表示するには「 20180215_164015 」、検索したいときには「 20180215_164026 」をクリック/タップするということが一般的になりました。
    製品の複雑さにもよりますが、機能をシンプルにして、アイコンですべてを語らせることができれば、マニュアル内の文字数の削減にもつながりそうです。

     

    4. 機械翻訳を活用する

     

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    ここ数年 AI が大注目され、今後もこの分野の研究開発が進むことが予想されます。翻訳も、囲碁や将棋と同様に、長年の AI の研究対象であり、日々急速に進化しています。
    ここまで上げてきた 3 つの例は、どれもコンテンツ制作プロセスに大幅な変更をもたらすもので、場合によっては非現実的に感じられたかもしれません。一方で、この 4 つ目の例が最も容易に実践できそうです。

     

    たとえば、アメリカの IT 企業では数年前からマニュアル/ヘルプ コンテンツの機械翻訳化が進んでいます。各記事の冒頭に「このページは機械翻訳されています…」といった免責事項の記載をよく目にするようになりました。
    これは、コンテンツ(訳文)を読みやすくすることよりも、効率的に情報をいち早く提供することに重きをおいた結果と考えられます。
    こういった動きは、一般顧客のクチコミページや開発者向けフォーラムにおいても見られます。お客様からの情報を素早く収集する手段として機械翻訳を活用するケースです。

     

    もし、コンテンツの読みやすさの優先度を下げることができ、情報提供(および収集)のスピーディさを最優先にするのであれば、機械翻訳の活用をお勧めします。機械翻訳からの出力をそのまま使用することで、瞬時に多言語化することができます。
    スピーディさは大事だけど読みやすさも多少維持したい、という場合には「機械翻訳+ポストエディット」というプロセスがあります。機械翻訳からの出力を翻訳者/ポストエディタが品質要件に沿って修正する方法です。この方法により、翻訳にかかる時間を短縮しながらも、一定品質の翻訳結果を得られることができます。

     

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    「機械翻訳」と「機械翻訳+ポストエディット」の特徴 

     

    「機械翻訳にはたくさんの種類があるようだけど、どれを選べば良いかわからない」と迷っている方や、「自動翻訳ってセキュリティはだいじょうぶなの」と不安な方は、ヒューマンサイエンスにぜひご相談ください。
    また、「自動翻訳を導入したけど、ポストエディットが面倒なんだよね」という方には、ポストエディット作業の支援に特化したツール「MTrans Post-Edit Booster」をお勧めします。
    ヒューマンサイエンスは、多くの機械翻訳導入実績があり、お客様のご要望に合わせてさまざまなオプションをご提供しております。また、機械翻訳の開発会社とは異なり、制作会社・翻訳会社の視点からのソリューションを展開することができます。まずはお気軽にお問い合わせください!

     




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