住友電工情報システム株式会社様のお悩み
住友電工情報システム様では技術者向けマニュアルを社内で作成しており、海外展開に向けてマニュアルを翻訳する準備を進めていました。「翻訳しやすい日本語でのマニュアル作成」をテーマに、マニュアルの作り方を検討していました。
「マニュアル作成を本業としている専門家のセミナーを受講することにより、翻訳しやすいように日本語マニュアルを整備してゆきたい」という思いで、弊社にお問合せをいただきました。例えば、「翻訳しやすい日本語として改善すべきポイントは何なのか?」「マニュアルのスタイルはこれでよいのか?」「今後どうしていくのか?」「もっとよい見せ方はないのか?」といった課題がありました。
ヒューマンサイエンスのソリューション
実際のマニュアルをご提供いただき、評価レポートをご提出しました。お打合せを重ねることにより、講習会のテーマを絞りました。
●講習会の内容
・お客様の実際のマニュアルを講習テキストとして使用
・マニュアル分析結果をもとに、翻訳しやすい日本語文章を作成するため、「簡潔な表現」「主語を明確にする」「冗長表現を改善する」などのポイントを中心に、演習を織り交ぜながら講義を実施
・「目次の立て方」では章の見出し(章、節、項)を取り上げ、ワークショップ形式で改善案をディスカッション
・既存レイアウトを情報の適切なグルーピングという視点でどのように改善できるか、ワークショップ形式で改善案をディスカッション
本事例に関連する詳しい情報は以下をご覧ください。
住友電工情報システム株式会社様の声
自社製品のマニュアルを題材にしてテキストや演習が構成されていたので、問題点がつかみやすく、客観的にマニュアルを見直す良い機会になりました。情報の整理、重み付けの重要性を新たに認識できました。 講義では、悪い例と良い例を比較する形式で扱われており、問題箇所への気づきの幅が広がりました。製品知識がなくても分かりやすいマニュアルができることにも感心しました。文書力の重要さを改めて感じましたので、今回学んだ内容はマニュアル作成以外にも活用できそうです。大変有意義な内容でした。
ヒューマンサイエンス担当者から
一般的な文章例題ではなく実際に作成しているマニュアルを題材とすることで、受講者の方々は“これは自分に関係ある”と感じ意欲的に取り組まれるようです。
業務にすぐに役立つ講習を実現するため、入念な準備は欠かせません。講習準備の段階から、講義で取り上げるポイントや例題の選定について、ご担当者様と何度も打合せを重ねます。
今回は10名の方にご参加いただきました。少人数で受講中の反応もダイレクトに伝わってきますので、講師もよい緊張感をもって講義に取り組むことができました。