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ChatGPT、Copilot、Gemini、Claudeで機密は保持される?

ChatGPT、Copilot、Gemini、Claudeで機密は保持される?

目次

ChatGPT、Microsoft Copilot、Google Gemini、ClaudeなどのAIチャットサービスが注目されています。このブログ記事ではこれらのサービスを業務で利用する場合に、機密情報を保護する方法について説明します。

1. AIチャットサービスとは

AIチャットサービスは、生成AIまたはテキスト生成AIとも呼ばれており、大規模言語モデル(LLM、Large Language Model)によって実現されます。LLMは、主にインターネット上で入手可能な大量のテキストデータから学習しており、人間が書いたような自然な文章を生成できることが特徴です。LLMは指示内容(プロンプトと呼ばれます)に応じて、人間相手のような会話をしたり、メールやブログ、シナリオを作成したり、アイデアを創出したり、長い文章を要約したり、翻訳したりすることができます。

2. ChatGPT、Microsoft Copilot、Google Gemini、Claudeとは

2-1. ChatGPT

ChatGPT(チャットジーピーティー)はOpenAI社によって開発されたAIチャットサービスです。ウェブブラウザからはhttps://chat.openai.com/にアクセスして利用します。iPhone、iPad、Android用の公式アプリがリリースされています。基本機能は無料で利用でき、有料プラン(Plus, Team, Enterprise)ではGPTの最新モデルを利用できるほか、画像の生成、ウェブの最新データの取得、データ解析、独自ChatGPT 「GPTs」の利用が可能です。GPTsについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

「GPT-4 Turbo、ChatGPTをカスタマイズできるGPTsが登場」

2-2. Microsoft Copilot

Microsoft Copilot(コパイロット)は、Microsoft社によって提供されているAIチャットサービスです。ウェブブラウザからはhttps://copilot.microsoft.com/にアクセスして利用します。iPhone、iPad、Android用の公式アプリがリリースされています。Windowsオペレーティングシステム、Microsoft Edgeウェブブラウザのほか、Outlook、Word、Excel、PowerPoint、TeamsなどのMicrosoft 365製品にも組み込まれています。WindowsとEdgeではCopilotを無料で利用できますが、Microsoft 365製品では有料プラン(Microsoft Copilot for Microsoft 365)に加入する必要があります。

2-3. Google Gemini

Google Gemini(読み方は日本語ではジェミニ、英語ではジェミナイ)は、Google社によって提供されているAIチャットサービスです。以前はBardという名称でしたが2024年2月にGeminiという名称に変更されました。ウェブブラウザからはhttps://gemini.google.com/にアクセスして利用します。Android用の公式アプリがリリースされています。有料プラン(Gemini Advanced)ではGmailやGoogle Docsでも利用できるようになる予定です(2024年2月時点では未対応)。

2-4. Claude

Claude(クロード)は、Anthropic(アンスロピック)社によって提供されているAIチャットサービスです。Anthropic社はOpenAI社の元メンバーによって設立された米国のAIスタートアップです。Amazon社やGoogle社から出資を受けています。ウェブブラウザからは https://claude.ai/にアクセスして利用します。有料プランのClaude Proでは最新のAIモデルを利用できます。

3. AIチャットサービスの二次利用について

AIチャットサービスを業務に導入する際には、入力したデータがどのように扱われるのかを確認することが重要です。ChatGPTをはじめとする多数のAIチャットサービスがインターネットで提供されていますが、サービスによってはユーザーが入力したデータがLLMの学習に使用される場合があります。また、サービス提供元の企業で人間によってチャットのやりとりが確認される場合もあります。LLMに学習されると、社外の別のユーザーがチャットサービスを利用したときに、そのデータが表示され、情報漏えいに繋がる可能性があります。入力したデータをLLMの学習に使用されないようにするにはどうしたら良いでしょうか。各AIチャットサービスの二次利用ポリシーと二次利用を防止する方法について説明します。

3-1. ChatGPT

ChatGPTでは使用するプランごとにポリシーが異なります。

無料およびPlusプランの場合

デフォルトでは入力したデータがモデルの改善に使用されます。使用されないようにするには、ウェブブラウザでhttps://chat.openai.com/#settings/DataControlsにアクセスし、「チャット履歴とトレーニング」のトグルスイッチをオフにしてください。この設定内容は、設定したブラウザでのみ有効です。別のパソコンやスマートフォン、ブラウザからChatGPTを利用する場合は、必ずその環境でも設定してください。

openaisettings

 

TeamおよびEnterpriseプランの場合

入力したデータはモデルの改善に使用されません。

APIプランの場合

入力したデータはモデルの改善に使用されません。

(参考:https://help.openai.com/en/articles/7730893-data-controls-faq およびhttps://openai.com/enterprise-privacy

3-2. Microsoft Copilot

Microsoft Copilotではプランによってポリシーが異なります。以下のプランに加入し、職場アカウントを使ってログインしている場合にのみ、入力したデータがモデルの改善に使用されず、機密保持されます。

・Microsoft 365 E3 or E5
・Microsoft 365 F3
・Microsoft 365 Business Standard
・Microsoft 365 Business Premium
・Microsoft 365 A3 or A5 for faculty and higher ed students (18+)
・Office 365 A1, A3, or A5 for faculty and higher ed students (18+)

(参考:https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/manage

3-3. Google Gemini

Google Geminiでは使用するサービスによってポリシーが異なります。

・Gemini、Gemini Advancedサービスの場合
デフォルトでは入力したデータはモデルの改善に使用されます。また、Geminiとのやりとりは人間によって確認される場合もあります。モデルの改善および人間による確認を防ぐにはhttps://myactivity.google.com/product/gemini/にアクセスし、「Geminiアプリ アクティビティ」の設定をオフにしてください。

gemini

 

(参考:https://support.google.com/gemini/answer/13594961#your_data

・Gemini for Google Workspaceサービスの場合
入力したデータはモデルの改善に使用されません。
(参考:https://support.google.com/a/answer/14130944#zippy=%2Chow-does-gemini-protect-my-data

・Gemini APIサービスの場合
2024年5月2日から有料プランと無料プランが開始されます。それに伴い規約も改訂されます。 有料プランでは入力したデータはモデルの改善に使用されません。無料プランでは入力したデータがモデルの改善に使用されます。
(参考:https://ai.google.dev/terms_previewおよびhttps://ai.google.dev/terms

3-4. Claude

Claudeでは使用するサービスによってポリシーが異なります。

・Claude.aiおよびClaude Proの場合
ウェブブラウザから利用するチャットサービスであるClaude.aiとその有料版のClaude Proでは、入力したデータとその出力がサービスの改善や新サービスの開発のために二次利用される場合があります。無料、有料に関係なく、業務で利用することは推奨されません。
(参考:https://www.anthropic.com/legal/consumer-terms

・APIの場合
入力したデータはモデルの学習に使用されません。
(参考:https://www.anthropic.com/legal/commercial-terms )

4. まとめ

ChatGPT、Microsoft Copilot、Google Gemini、Claudeは、それぞれ異なる企業によって提供されるAIチャットサービスです。これらのサービスは、大規模言語モデルによって実現され、人間が書いたような自然な文章を生成できることが特徴です。サービスのプランや設定によって、入力したデータがAIの改善に使用され、情報漏えいに繋がる可能性があるため、これらのサービスを業務に導入する際には入力データの扱いについて注意が必要です。

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