株式会社地層科学研究所様からのご要望
地層科学研究所様は、地質学や地盤工学とコンピュータ技術をもとに、土木設計・地盤防災・地下環境などの分野における計測やシミュレーション、それらの可視化といったサービスを提供しています。
「新規販売予定の自社ソフトウェアのマニュアル作成を外部に委託したい」とヒューマンサイエンスのWebサイトにお問い合わせをいただきました。
地形・地層の3Dデータの作成・管理ソフトである「Geo-Graphia®」は、既にテスト販売されていましたが、ユーザーから
「どこに目的の操作が書かれているのかがわからない」
「説明している用語について理解できない」
といったマニュアルがわかりにくいという声があがっていました。
ほかにも、
・マニュアル制作は開発者1名が開発と並行して行っているため、アップデートまで手が回らない といったご事情や、
・機能を継ぎ足してマニュアルを制作しているため、マニュアル内で機能が網羅されていなかったり、
マニュアルに書かれたことが実際に機能していない可能性がある
といった課題をお持ちでした。
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株式会社地層科学研究所様 について
設立 1997年
代表取締役 横山裕之
従業員数 43名(2015年6月末日現在)
事業 地質・岩盤の調査・解析、シミュレーション、ソフトウェア販売
本部所在地 〒242-0017 神奈川県大和市大和東3-1-6
ヒューマンサイエンスのソリューション
地層科学研究所様の課題に対して、以下の2つのコンセプトを柱にマニュアル改善をご提案しました。
(1)検索性の向上・情報の整理
1.目的の内容にたどり着ける目次構成
マニュアル全体の分冊構成、目次構成を見直し、ユーザーが必要な情報にたどり着けるように設計。
2.トピック内容の整理整頓
マニュアルの目的や位置づけが一目でわかるように、見やすく、わかりやすく情報を整理。
(2)メンテナンス性の向上
分冊構成の見直しに伴うマニュアル全体の構成組み換えとコンテンツの共用をご提案。
メンテナンス性向上のために、制作環境としてCMS(コンテンツマネジメントシステム)の使用をご提案。
これまでマニュアルの作成にWordを使用していたため、Wordに近い操作性で扱いやすい「Author-it」を選択しました。
本事例に関連する詳しい情報は以下をご覧ください。
お客さまの声
ヒューマンサイエンスに作成を依頼するまで、マニュアルは社内で作成していましたが、それに注ぎ込む時間や人手も限られるなか、手探りで作っていた状態で、品質的にユーザーの満足を得ることができませんでした。
ヒューマンサイエンスの提案内容は現状分析にもとづいて的確に問題点を指摘しており、改善の内容や手段も大規模ながら具体的な計画を示していたことが発注の決め手となりました。
実際の作業に入ってからも、着実にマニュアルの改訂を進行していただき、定期ミーティングの開催などで情報共有も頻繁に行われたので、完了まで安心して仕事をお任せできました。
使いやすさ、読みやすさに配慮された新たなマニュアルの仕上がりにも大変満足しております。
ヒューマンサイエンス担当者から
「社内でマニュアルを作成しているが、手が回りきらず、品質が上がらないので改善してほしい」というご要望は、いろいろな企業様からよくお寄せいただいています。
地層科学研究所様のケースでは、ユーザーがマニュアルから必要な情報を見つけられず、問い合わせが多いとのことでしたので、マニュアルのユーザビリティに関する配慮を主眼に改善方法を提案させていただきました。
非常に専門性が高い製品でマニュアルも大ボリュームだったため、プロジェクトも長期間に及び、情報のご提供や原稿のご確認などでもお客様には多大のご協力をいただきましたが、ご満足いただける品質を実現できたとうかがい、大変嬉しく感じております。
今後もマニュアル改訂やメンテナンス運用サポートなど、ぜひお役に立ちたいと思います。
他社のマニュアル作成事例を徹底紹介!他社事例から学ぶ
マニュアル作成の進め方
マニュアル作成に着手する前に、他社のマニュアル作成事例を知ることで、「作成のポイント」や「つまづきがちな課題」を把握し、マニュアル作成のヒントとすることができます。
こんな方におすすめです
- ・マニュアル作成を進めたいがボリュームが多すぎて何から手をつけていいか分からない
- ・自社でやりたいことができるのか分からない
- ・他社でどのようにマニュアル作成を進めているのか知りたい
【ご紹介企業様】
- 株式会社東通メディア様
- 株式会社BANDAI SPIRITS様
- 株式会社NTTデータ関西様
- 株式会社SBI証券様
- NTTデータ カスタマサービス株式会社様
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