研修動画をもとに海外向け教材を多言語化――AI自動音声とMTPEを活用し、品質・コスト・納期を最適化

建設機械メーカー A社様

翻訳

研修動画をもとに海外向け教材を多言語化――AI自動音声とMTPEを活用し、品質・コスト・納期を最適化

建設機械メーカー A社様

翻訳・多言語研修教材制作

グローバルに事業を展開する建設機械メーカーA社様では、日本語での研修の様子を撮影した動画を用いて、海外向けの多言語研修教材を制作しました。ヒューマンサイエンスでは、日本語音声の書き起こし・リライトから、機械翻訳とポストエディット、AI自動音声の生成、PowerPointへの音声組み込みまでを対応しました。

企業概要

  • 業種:建設機械メーカー
  • 事業内容:建設機械の製造・販売

ご利用サービス

  • 日本語講義音声の書き起こし・リライト
  • 研修教材の多言語翻訳
  • MTPE(機械翻訳+ポストエディット)
  • 多言語AI自動音声の生成・音声チェック
  • PowerPointへの音声組み込み・編集

プロジェクト概要

  • 対象:海外向けの多言語研修教材
  • 形式:講義音声・教材資料(PowerPoint)
  • 対応内容:日本語ディクテーション・リライト、機械翻訳、ポストエディット、AI自動音声生成、PowerPoint編集
  • 納品物:多言語音声を使用したPowerPoint研修教材

プロジェクトの背景・課題

A社様では、日本語で実施した研修を海外でも展開するため、日本語の講義動画と研修で使用したPowerPointファイルをもとに、同じ内容の多言語音声コンテンツを制作したいというご要望がありました。

一方、講師が日本語で話した内容のテキスト原稿はなく、すぐに翻訳へ着手できる状態ではありませんでした。動画の音声を書き起こし、翻訳対象原稿として使用できる形に整える工程から必要でした。

また、海外での研修開始日程が決まっていたため、指定された制作日程の中で多言語版の音声コンテンツを完成させる必要がありました。

ヒューマンサイエンスを選んだ理由――QCDに合わせた制作方法と一括対応

ヒューマンサイエンスでは、品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)のバランスを考慮し、複数の制作プランをご提案しました。

提案段階ではサンプルを提示し、実際のアウトプットを具体的にイメージしていただいたうえで、制作方法を検討いただきました。

また、日本語ディクテーション・リライト、多言語翻訳、多言語音声生成、多言語PowerPointファイル編集まで、一連の工程をまとめて対応できる体制をご評価いただき、ご依頼いただきました。

ご提案内容

AI自動音声の活用

多言語音声の制作には、AI自動音声を活用しました。

<AI自動音声の活用メリット>

  • 言語ごとのナレーター手配が不要になることによる音声収録のコストダウン
  • 音声収録のためのスタジオレンタルや立ち会いスケジュール調整が不要
  • 原稿修正にともなう再録にも柔軟に対応
  • 次回の改版時の再録にも同じ音声品質で対応

MTPE(機械翻訳とポストエディット)の活用

翻訳には、機械翻訳とポストエディットを組み合わせたMTPEを活用しました。

<MTPEの活用メリット>

  • 翻訳者による翻訳の場合と比較した翻訳コストの削減
  • 翻訳スケジュールの短縮による、教材制作に要するリード日数の短縮
  • ポストエディットを「フルエディット」で行うことによる、翻訳者による翻訳と同等の翻訳品質の実現

制作の流れ

1. 日本語ディクテーション+日本語リライト

日本語研修の動画音声をツールでテキストデータに書き起こしました。書き起こした文章には、誤字や内容に関係のない発言、話し言葉などが含まれるため、ナレーション原稿として適切な表現へリライトしました。また、機械翻訳で扱いやすい表現に整え、研修効果を高めるために話題の順序も修正しました。お客様による確認を経て、翻訳対象原稿として確定しました。


2. 機械翻訳とポストエディット(フルエディット)

確定した原稿を機械翻訳し、各言語のネイティブによるポストエディット(フルエディット)を実施しました。用語選定や用語統一などを行い、お客様による確認を経て、AI自動音声を生成する原稿として確定しました。


3. AI自動音声の生成・チェック

確定した多言語原稿からAI自動音声を生成し、各言語のネイティブによる音声チェックと修正を行いました。

<チェック項目>

  • 訳文と音声が合致しているか
  • 不明瞭・不自然な箇所がないか
  • 数値の読みが正確か
  • 単位の読みが正確か
  • 略語の読みが正確か

AI自動音声を効果的に活用するため、生成前に略語や固有名詞を指定すること、チェック・修正期間を含めたワークフローを設計すること、出力直後の音声に対するチェックリストを作成することもポイントとなりました。


4. 音声ファイルをPowerPointに組み込む

完成した音声ファイルをスライドごとにPowerPointへ割り当てました。研修内容を最適化するため、各スライドで扱う内容に応じて音声ファイルの割り当ても修正しました。

納品後の評価

お客様からは、複数のプランからQCDに合わせた制作方法を選択できたこと、サンプルによって事前にアウトプットを具体的にイメージできたこと、日本語ディクテーション・リライトから多言語翻訳、多言語音声生成、PowerPoint編集までをまとめて依頼できたことをご評価いただきました。

また、制作開始後についても、対応・品質ともに問題なく、安心して依頼できたとの評価をいただきました。

ヒューマンサイエンス担当者より

多言語での機械翻訳とポストエディット、AI自動音声編集、PowerPoint編集をまとめて対応するには、複数の専門領域にまたがる制作体制が必要です。また、研修効果の高い分かりやすい多言語教材を制作するためには、翻訳開始前に日本語原稿をリライトする工程が必要になる場合があります。

ヒューマンサイエンスには、テクニカルライター、翻訳コーディネーター、ポストエディター、コンテンツ制作エンジニアが所属しており、多言語翻訳プロジェクトを手がけてきました。その経験とノウハウを生かし、お客様のご要望に合わせた制作手法をご提案しています。

今後も、多言語での教育・研修コンテンツ制作をご支援してまいります。

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