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アノテーションサービスベンダー選定で失敗しないために~国内×オフショアのハイブリッドプロセスという選択肢~

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2026.8.24

アノテーションサービスベンダー選定で失敗しないために~国内×オフショアのハイブリッドプロセスという選択肢~

アノテーション外注で失敗しないために~国内×オフショアのハイブリッドプロセスという選択肢~
目次

1. アノテーションの外注でよくある悩み(外注先選びで見落とされがちなポイント)

アノテーションの外注でよくある悩み(外注先選びで見落とされがちなポイント)

AI開発プロジェクトにおいて、高いセキュリティや専門知識が必要な例外的なものを除き、アノテーション作業はアノテーションサービスベンダーに外注することが一般的になっています。しかし実際には、「品質が安定しない」、「コストが合わない」、「期待していた納期で対応できない」など、アノテーションサービスベンダーに対する課題も少なくないと思われます。

また限られた予算の中では、コストが一番の優先になることも多く、国内を中心に作業を行うベンダーにするかオフショアベンダーにするか。といった2面的な視点で比較しがちです。しかし実際には、どちらか一方だけでQCD(品質・コスト・納期)を満たすのは簡単ではありません。

今回は単に国内・オフショアどちらかのベンダーを選ぶのか?ではなく、それら両拠点をハイブリッドで活用するメリットや、両拠点のハイブリッドで作業プロセスを構築するベンダーの選び方などをご説明したいと思います。

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2. なぜ「国内のみ」「オフショアのみ」では限界があるのか

なぜ「国内のみ」「オフショアのみ」では限界があるのか

これらがすべてではありませんが、国内作業拠点の強みは「日本語による円滑なコミュニケーションと相互理解」、「要件理解の正確さ」、「マネジメントや品質管理のしやすさ」、「仕様変更への柔軟な対応」などが、一般的に言われており、弱みや課題では「オフショアと比べてコストが高い」、「大量のリソース確保が難しく、短期間での増員が難しい」などと言われています。

一方でオフショアの強みは「国内と比べてコストが安い」、「大量のデータを処理できる」などのスケーラビリティに優れており、弱みや課題は、扱う言語が異なるため「コミュニケーションや要件伝達の難しさ」があったり、「品質のバラつきが大きい」ことなどが一般的に言われています。

これらでわかるように、開発コストの削減が求められる昨今において、どちらか一方のみでは要求されるQCDを満たすことは難しいことがわかります。それら要求を実現するためには、国内、オフショアの2拠点をひとつと捉え、それぞれの特徴や、強み・弱みを理解したうえで、トータルでプロセスを構築し、QCDの最適化を図ることがひとつの解であると言えます。

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3. QCDの最適化を実現する「ハイブリッドプロセス」とは

QCDの最適化を実現する「ハイブリッドプロセス」とは

アノテーションは作業ごとに求められるスキルや能力、特徴が異なります。またすべてを国内またはオフショアで作業を完結させる必要はありません。先ほど述べたような、それぞれが持つ強みや特徴を活かしたプロセスを実現することで、以下のようなメリットが生まれる可能性が高まります。

・品質を維持しながらコストを抑えられる。
・大規模案件でも納期短縮につながる。
・要件変更などお客様のリクエストに柔軟に対応できる。

ハイブリッドプロセスでよく見られるパターンは、作業をオフショアで行い、チェックとお客様との窓口は国内で行う、といったパターンが多いと思われます。弊社も以前までこのパターンで行ってきましたし、これは国内の品質の高さと、オフショアのコストメリットの特徴をうまくミックスした典型的なパターンだと思います。ただこれだけでは、ハイブリッドプロセスが十分に検討されているとは言えません。やはりどのアノテーション案件であっても画一的にプロセスを決めるのではなく、アノテーション作業の内容、難易度、エッジケースやその対応方法を共有するコミュニケーション頻度等によって、両者の特性を見極めたうえで、それぞれの拠点に最適な作業を割り振るプロセス設計が求められます。

例えば、ひとつのアノテーションプロセスでも、比較的単純で時間のかかる作業部分をオフショア拠点に任せ、日本文化を理解していないと難しい、また煩雑なコミュニケーションが求められる作業部分を日本の拠点で行うなど、ひとつのアノテーションプロセスであっても、複数の作業に分解して分担するようなことも、ハイブリッドプロセスのひとつのカタチです。

ただ一方で、プロセスを作業単位に分解するがゆえ、プロセス全体が煩雑になる傾向があるため、アノテーションサービスベンダーにはハイブリッドプロセスを成立させる、それ相応の管理体制が必要になります。

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4. ハイブリッドプロセスを成功させる鍵は「管理体制」

ハイブリッドプロセスを成功させる鍵は「管理体制」

アノテーションサービスベンダーに国内とオフショア拠点が存在し、ハイブリッドで柔軟なプロセスを設計できても、プロセスを分解して分担作業を行うことは、先ほど述べたように、プロセス全体が煩雑になる傾向があるため、それらを実現できる成熟した管理体制や管理能力が必要になることはいうまでもありません。横断での品質基準の統一や現地母国語・日本語ガイドラインの整備と更新管理と共有等に留まらず、コミュニケーションやエスカレーションのルール等、アノテーションプロセス全体における様々な管理項目の最適化が必要となりますが、それらは単に国内チームとオフショア拠点が指示に従って動くのではなく、密接に有効に機能していることが求められます。

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5. ベンダー選定時に確認したいポイント

ベンダー選定時に確認したいポイント

ではそのような、最適なハイブリッドプロセスを実現できるベンダーをどのように選定すれば良いでしょうか?これがすべてではありませんが、次に代表的なものをご説明します。

国内・オフショア双方の運用実績

やはり実績に勝るものはありません。当たり前ですが、実際に運用してみないと、見えてこない課題や問題は必ず存在します。相手の特徴や文化を理解し、その上で最適な解を見つけていくにはトライアンドエラーと改善を重ねた経験、そこで得たノウハウが極めて重要になることはいうまでもありません。

オフショア・国内使い分けのポイント

前段でも述べた通り「作業はオフショア、チェックは国内」のような画一的なプロセス設計ではQCDの最適解を求めることはできません。セキュリティ要件、作業難度や例外・エッジケース、それに伴うコミュニケーションの難度や頻度、案件規模などに応じた国内・オフショアへの作業の振り分けの基準が少なくとも言語化されており、ベンダー内で共有されていることが重要です。ハイブリッド運用はどうしてもプロセスが煩雑になる側面もあります。そのため小規模の案件ではコストメリットが出ないばかりか、かえってコストが掛かることもあるので注意が必要です。

品質管理プロセスとマネジメント体制

ハイブリッドではやはりプロセスが煩雑になってしまう傾向があるため、品質管理のプロセスの設計が重要になります。それぞれの拠点でのチェックの有無だけではなく、コストや作業工数を国内・オフショア、トータルで最適化するためには、品質担保に必要なチェックの項目ひとつひとつをどちらの拠点で割り振るかなどの設計も必要になり、それらを適切に管理できる体制が必要になります。

ノウハウや情報の共有・管理体制

プロジェクトにおいて、仕様書にないエッジケースや例外への対処方法や作業指示、仕様変更情報の伝達など、現地、国内問わず、PMと作業者間でシームレスに情報が共有され、かつ伝達事項が徹底されていることが重要になります。また繰り返しにはなりますが、やはりオフショア・国内ハイブリッドプロセスの運用を通じて得たノウハウが組織で共有されていることが非常に重要です。担当者が変われば、プロセス設計や管理能力、ひいてはQCDのレベルが変わってしまうのでは、継続案件の依頼等、長く付き合うことのできるベンダーであるとは言い難いと言えます。

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6. まとめ

これまで述べてきたように、オフショア、国内にはそれぞれ異なる強みと弱みがあるため、アノテーションサービスベンダーの外注化にあたっては、価格・コストを重視しすぎるあまり、「国内かオフショアか」の二択で考えないことが重要です。

QCDの最適化を実現するにはベンダーのハイブリッド運用が有効な手段となりえますが、そのためには、依頼されたタスクを単にこなすだけではなく、プロセスの設計力としっかりとした管理体制や仕組みを持っているベンダーに依頼することが成功のカギとなります。ただ、QCDすべてを要求通りに満足させることは理想ではありますが、やはり現実ではそのように進まないことが大半を占め、優先順を付けることも必要になります。そのためにはQCDの中でもお客様が重要視しているポイントを理解し、その要望に沿えるような提案やプロセス設計ができ、お客様に寄り添った姿勢を持つベンダーを選ぶことが重要であることは間違いありません。

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7. ヒューマンサイエンスの教師データ作成、LLM RAGデータ構造化代行サービス

教師データ作成数4,800万件の豊富な実績

ヒューマンサイエンスでは自然言語処理に始まり、医療支援、自動車、IT、製造や建築など多岐にわたる業界のAIモデル開発プロジェクトに参画しています。これまでGAFAMをはじめとする多くの企業様との直接のお取引により、総数4,800万件以上の高品質な教師データをご提供してきました。数名規模のプロジェクトからアノテーター150名体制の長期大型案件まで、業種を問わず様々なアノテーションやデータラベリング、データの構造化に対応しています。

クラウドソーシングを利用しないリソース管理

ヒューマンサイエンスではクラウドソーシングは利用せず、当社が直接契約した作業担当者でプロジェクトを進行します。各メンバーの実務経験や、これまでの参加プロジェクトでの評価をしっかりと把握した上で、最大限のパフォーマンスを発揮できるチームを編成しています。

生成系AI LLMデータセット作成・構造化、「AIに最適化するマニュアル作成・整備支援」にも対応

データ整理のためのラベリングや識別系AIの教師データ作成のみでなく、生成系AI・LLM RAG構築のためのドキュメントデータの構造化にも対応します。創業当初から主な事業・サービスとしてマニュアル制作を行い、現在では「将来的な生成AI・RAG導入・活用に向けての業務ナレッジ整備やマニュアル化の支援」も行っております。さまざまなドキュメントの構造を熟知している当社ならではのノウハウを活かした最適なソリューションを提供いたします。

自社内にセキュリティルームを完備

ヒューマンサイエンスでは、新宿オフィス内にISMSの基準をクリアしたセキュリティルームを完備しています。そのため、守秘性の高いデータを扱うプロジェクトであってもセキュリティを担保することが可能です。当社ではどのプロジェクトでも機密性の確保は非常に重要と捉えています。リモートのプロジェクトであっても、ハード面の対策のみならず、作業担当者にはセキュリティ教育を継続して実施するなど、当社の情報セキュリティ管理体制はお客様より高いご評価をいただいております。

内製支援

弊社ではお客様の作業や状況にマッチしたアノテーション経験人材やプロジェクトマネージャーの人材派遣にも対応しています。お客様常駐下でチームを編成することも可能です。またお客様の作業者やプロジェクトマネージャーの人材育成支援や、お客様の状況に応じたツールの選定、自動化や作業方法など、品質・生産性を向上させる最適なプロセスの構築など、アノテーションやデータラベリングに関するお客様の困りごとを支援いたします。

 

 

 

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