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「DeepL自動翻訳サービスの品質は?」セミナーでのQ&A

「DeepL自動翻訳サービスの品質は?」セミナーでのQ&A

2020年3月19日に独DeepL社が提供する自動翻訳サービスが日本語に対応し、精度の高さで話題になっておりますが、2020年6月16日には日本でのサービスも正式に開始となり、より注目が集まっています。

ヒューマンサイエンスでは、2020年6月9日に「DeepL自動翻訳サービスの品質は?~競合サービスとの比較および導入方法~」というテーマでのWebセミナーを実施し、多くの方にご参加いただきました。


セミナーでは、DeepLとGoogle等との精度検証結果を医療、機械等の分野ごとにご紹介しました。

 

ここではセミナーでお寄せいただいた質問と回答をご紹介します。


機械翻訳に関するセミナーを随時実施しております。

今後の開催予定はこちらよりご確認ください。

 

目次

1. DeepL について

2. MTrans for Office について

3. MTrans Team、MTrans for Trados/Memsourceについて

 

 

1. DeepL について

Q DeepLでは他社製品に比べて文脈に応じて適切な語を補うことが多いということですが、見当違いな語や誤った語を補ってしまうケースも多く見られるのでしょうか?

A 多くはありませんが、誤訳になるような補足がされることはあります。


Q DeepL以外のニューラルネットワークを使用した機械翻訳は、訳抜けや用語エラーなどのエラーが見られると思いますが、DeepLの頻出エラーはどういったものがありますか?

A 複数の文が含まれる段落を翻訳する際に、1文がまるまる訳抜けになっていることがあります。


Q Performance(翻訳速度など)について差はありますでしょうか。

A DeepLは他社の翻訳エンジンよりも時間がかかります。例えば、ある文を翻訳するときに必要な時間がGoogleで0.3秒だとしたらDeepLは2秒かかる場合があります。


Q DeepLにおいて、欧米言語では固有名詞の独自用語を学習させることが可能になったというプレスリリースがありましたが、日本語⇔英語について、いつ頃独自用語の学習が可能となるか情報はありますか?

A 分かりません。MTrans for Trados/Memsourceでは、弊社独自の用語機能をDeepLでご利用いただけます。


Q 高い品質の秘訣は何でしょうか。段落ごとの翻訳以外で教えて欲しいです。

A 詳細は不明ですが、DeepL社はバイリンガルのウェブ検索エンジンLingueeを提供しています。そこで収集された膨大な翻訳データを基に学習させたのではないかと思います。


Q DeepL単体を日本から契約できる見通しはあるのでしょうか。

A 2020年6月16日よりサービスが開始されました。詳しくは公式サイトをご覧ください。


Q ベトナム語やその他翻訳言語の数は増えていきますか?

A DeepL社のバイリンガルウェブ検索エンジンLingueeの対象言語を見ると、アジア言語は中国語と日本語しかありません。DeepLはLingueeのデータを利用していると思われるため、DeepLにベトナム語やその他のアジア言語が追加される可能性は低いと考えられます。


Q DeepL Proの場合もエンジンの学習はされるのでしょうか。

A 機密保持の観点から回答すると、規約にあるとおりデータは流用されないため、学習されません。使用者独自のエンジンを作成できるかという観点から回答すると、現在エンジンの学習機能は提供されていません。


Q Bleuスコアでは総じてGoogleが秀でているようですが、人の評価ではDeepLに分があるということになりますか?

A DeepLのほうがより自然な表現で翻訳することが多く、それがBleuスコアに反映されていない、ということはあると思いますが、業種や文書の種類によっては人の評価でもGoogleが優れている場合も多いです。


Q 今後の言語対応の拡大予定は?

A DeepLはLingueeのデータを利用していると思われるため、Lingueeの対象言語(主に欧州)がいずれ追加されるのではないかと考えられます。


Q 日本語と中国語の比較は、貴社ではまだ検討されていないでしょうか。検討される予定はありますか?

A ご要望があれば比較を検討します。もしくはトライアルにてご自身でお試しいただけます。


Q 段落ごとの翻訳ということは、機械学習を使っているということかと想像していますが。

A DeepLのアルゴリズムの詳細は不明です。


Q HTMLやXMLなどタグが含まれるファイル形式の翻訳処理は、DeepLと他の機械翻訳エンジンと比べて差がありますか

A タグには対応しているものの、他のエンジンと比較すると精度がやや劣るという印象があります。タグが含まれる文は翻訳品質が下がる可能性があるため、タグなしで翻訳することをお勧めします。


Q 4つのエンジン(DeepL、Google、Microsoft、Amazon)で、ITや電子工学などの翻訳精度を比較されたことはありますか?

A 本セミナーでは、ビジネスメール、IT、医療、機械、契約書、特許について比較しています。


Q 他のMachine Learning済機械翻訳システム(T-4OO等)と比べた品質スコア・仕組みの違いをご存知でしたらご教示ください。

A 分かりません。


Q 検証結果で、機械英日・日英でかなりBleu Scoreの結果に差がありますが、これは何故でしょうか?

A 日本語を原文とする機械関連の文書が少なく、十分なトレーニングができていない可能性があります。


Q GoogleNMTなど、先行しているNMTプロバイダーは近年精度がサービス開始当社から比べると悪くなったという報告を昨年の翻訳祭で聞きました。利用者の拡大が精度の低下の要因かと推測しています。DeepLはこの課題をどのように回避しようとしているのでしょうか。

A 文によっては精度が下がったものがあるかもしれませんが、全体としては年々精度が向上していると思われます。課題の回避方法は不明ですが、DeepLが日本語に対応した3月以降、日本からの利用が大幅に増加したと考えられますが、現在のところ精度は低下していません。


2. MTrans for Office について

Q Officeのバージョンに制限はありますか?

A Windowsデスクトップ版のOffice2013/2016/2019、Microsoft 365に対応しています。


Q 翻訳をするドキュメント数(ファイル翻訳)文字データ数の制限は月ごとにありますでしょうか?

A ありません。


Q 一度に翻訳できる文章量に制限はありますか?翻訳できる文章量に制限はありますか?

A ありません。


Q MTrans for Officeでは、DeepL、Google、Microsoft、Amazon全てのエンジンが利用できるということですか?

A はい。


Q 用語集と例文集の登録はできますか?TM作成が可能でしょうか。それらはどういう管理ができますか?登録数に制限はありますか?(カテゴリー分けができるか?等)

A MTrans for Officeではできません。訳文側の自動文字列置換機能を利用していただくと用語機能に近い処理ができます。MTrans for Memsource/Trados向けには、用語機能が利用できます。例文集やTMはCATツール搭載の機能をご利用ください。


Q すでにMTrans Teamを導入している場合、割引はあるのでしょうか。

A お値引きは設定しておりませんが、ご相談ください。


3. MTrans Team、MTrans for Trados/ Memsourceについて

Q SDL Trados StudioでDeepLを使用する場合の価格をもう一度教えてください。

A 初期費用10万円+月額3万円~です。


Q MTrans for Memsource,Tradosは別途MemsourceまたはTradosの契約が必要でしょうか。

A はい。Memsourceに関しては弊社にて契約いただくことも可能です。


Q ブラウザ版のMTrans TeamではDeepLは対応していませんか?

A 対応しておりません。現在対応を検討中です。


Q MTrans for Office でもセキュリティは担保されますか? Googleを使っても入力したテキストは保存されませんか?

A MTransとDeepLを組み合わせて使用することでセキュリティは担保されます。Google、Microsoftでもテキストは保存されず、流用もされません。Amazonについてはサービス改善のためにデータが流用されます。MTrans for Officeのエンジン選択リストからAmazonを削除することが可能です。


 

次回セミナー

機械翻訳に関するセミナーを随時実施しております。

今後の開催予定はこちらよりご確認ください。


ヒューマンサイエンスのDeepLソリューション

MTrans for Office

https://www.science.co.jp/nmt/service/mtrans_office.html

 

 

 

Memsource、Tradosなどの翻訳支援(CAT)ツールを既にお使いのお客様は、弊社のMTrans for MemsourceまたはMTrans for Tradosを契約することで「DeepL Pro」をすぐにお使いいただけます。

 

MTrans for Memsource

https://www.science.co.jp/nmt/service/memsource.html

 

MTrans for Trados

https://www.science.co.jp/nmt/service/nmt.html

 

 

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DeepL翻訳で機密は保持される?セキュリティは?

 

DeepL 翻訳精度検証レポート

2017年に独DeepL社がリリースした自動翻訳サービスとなるDeepL。その翻訳精度を、Google、Microsoft、Amazonと比較し検証した結果をレポートにまとめました。
ぜひ、ご覧ください。

 

 

【資料内容】

  • はじめに
  • 検証方法
  • 評価方法
  • 結果
  • DeepLの特徴
  • 訳例

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