属人化したスクリプト運用を刷新し、Moodle運用の安心を実現。

学生課教務係ご担当者様
情報センター情報処理センターご担当者様様

属人化したスクリプトの再設計

Moodle運用サポート

――HS：まず、今回のプロジェクトに至った背景を教えていただけますか？

学生課ご担当者様：会津大学では2019年度からMoodleを全学的に導入していましたが、授業の構成が複雑で、例えば一つの科目に講義と演習の授業形態が混在していたり、複数クラスで同じ科目を実施していたりと、コース設計が大変でした。

情報センターご担当者様：学内の学務システムから出力するデータを加工してMoodleコースを構成するスクリプトを内製していましたが、処理の複雑さやカリキュラム・時間割の変更に伴う修正が必要で、属人的な対応となり業務継続性に課題がありました。

学生課ご担当者様：スクリプト修正での動作異常や属人的な保守による業務への支障が不安で、新たな外部パートナーを探し始めたきっかけです。

――HS：数ある企業の中で、弊社にお声かけいただいた経緯を教えてください。

学生課ご担当者様：Moodleの公式パートナーであり、他大学の導入事例が掲載されていたことが大きかったです。「複雑な要件にも柔軟に対応してくれるのでは」という期待がありました。

情報センターご担当者様：他にも数社検討しましたが、カリキュラムや授業編成、スクリプト内容まで理解して対応できそうな企業はほとんどありませんでした。御社は技術スタッフが最初から前向きに相談に乗ってくださり印象的でした。

ヒューマンサイエンスでは、以下の点を重視してご提案・対応を進めました。

① 属人性の排除とメンテナンス性の向上

既存のスクリプト構造を分析し、変更が必要となる要件のパラメータ展開や年度切り替え時の手動対応を不要とするなど、連携処理全体を見直し、学生課職員のみでの運用ができる構成に改修しました。

② 学務システムとの柔軟な連携

会津大学様の授業形態に即した設計と運用を実現。教員からのデータ追加によるスクリプト修正も、パラメータ設定により自動で反映されるようになりました。

③ 高度な要件に対する理解力と柔軟性

カリキュラムや履修制度など大学特有の要件を丁寧に理解し、実装段階でも技術・仕様両面から最適な構成をご提案しました。

――HS：導入後、どのような変化がありましたか？

学生課ご担当者様：教務担当の私一人でスクリプトを意識せず運用を完結できるようになりました。年度ごとの変更もパラメータを変えるだけで対応可能となり、作業ミスの心配も減りました。

情報センターご担当者様：ユーザーから見ると操作感は変わっていませんが、中身は大幅に改善されており、問題なく動作しているのに驚いています。

学生課ご担当者様：定期的な打ち合わせやテスト環境の整備など、サポート体制も丁寧で安心感がありました。

――HS：具体的にどのような成果がありましたか？

学生課ご担当者様：これまで担当者2人で対応していた作業が、私一人でできるようになったことが大きいです。年度末の忙しい時期にも、自分のタイミングで作業可能になりました。

情報センターご担当者様：私の作業はほぼなくなり、作り直してもらえたスクリプトに安心しています。

――HS：今後、さらに実現したいことや改善したいことはありますか？

学生課ご担当者様：Moodle容量の増大に伴うバックアップ効率化なども相談中です。授業に欠かせないシステムなので、引き続き安心して利用できるようご支援いただきたいです。

情報センターご担当者様：出欠管理など標準機能では難しい部分を補える便利なプラグインがあれば紹介いただけると助かります。

ヒューマンサイエンス担当者：属人化の解消と効率化に取り組み、会津大学様のスクリプトは誰でも使いやすく保守しやすい形に刷新されました。今後も大学様ごとの特色に合わせた最適な支援を続けてまいります。

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