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医学翻訳のプロが翻訳品質アップに役立った書籍を紹介!

医学翻訳のプロが翻訳品質アップに役立った書籍を紹介!

本ブログでは、メディカル翻訳のプロが実力アップに役立った書籍をご紹介してまいります。翻訳を発注する立場の方々のみならず、現役の医学翻訳者や医学翻訳を志すみなさまにも大いに参考になると思いますので、ぜひご一読ください。

目次

1. テクノロジーを駆使した翻訳が活きるのは、豊富な医学の背景知識と高い翻訳力を備えた翻訳者がいてこそ

弊社のブログでは、ChatGPTやDeepLなどの最新のドキュメントテクノロジー、eラーニングやアノテーションなどの新形態のコンテンツなどを中心に、有益な情報をご提供しています。

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メディカル関連のブログでも、ChatGPTや機械翻訳の、医学翻訳での使用における検証記事などをお届けしてまいりました。

「医療翻訳でのDeepLの翻訳精度は? Google/Microsoft/Amazonとの比較結果」

 

弊社は最新のテクノロジーを駆使してドキュメント制作をしておりますが、メディカル翻訳スタッフは、「豊富な医学の背景知識と高い翻訳力を備えた翻訳者がいればこそ、テクノロジーを駆使した翻訳が活きる」という認識のもと、翻訳・ドキュメント制作にいそしんでいます。

 

実際、弊社のメディカル翻訳者は、日ごろから、メディカルの背景知識や翻訳スキルの習得に誇りをもって取り組んでくださる方ばかりで、弊社スタッフも日々助けられています。

 

今回は、メディカル翻訳のプロのみなさまに、実力アップに役立った書籍を推薦いただきましたので、ご紹介してまいります。

 

弊社のブログは、翻訳を発注する立場の方々向けのものが多いですが、本ブログは、現役の医学翻訳者のみなさまや、医学翻訳を志すみなさまにも大いに参考になると思いますので、ぜひご一読ください。

2. 経験と実績を備えたHSメディカル翻訳者

今回、書籍をご紹介いただいた訳者さんは、理系の修士の資格を持ち、企業での特保食品の申請や毒性試験等の研究実績の経験を活かし、医療機器、バイオ、分析機器、分析化学の翻訳でご活躍の方、翻訳会社で経験を積んだのちに翻訳者として独立、徹底した調査力と翻訳力で、複数の企業からご指名いただいている方、とお客様から高い信頼を得ている方ばかりです。

3. おすすめ書籍をご紹介!

いよいよ、HSのプロのメディカル翻訳者が推薦する書籍をご紹介してまいります。

 

3-1. 解剖学

解剖学・生理学・病理学は、人体の構成や仕組み、機能、病気の成り立ちという医学の基礎をなすものとして語られることが多いと思います。ここでは、解剖学に関する推薦書籍をご紹介いたします。

書籍名「プロメテウス解剖学アトラス」シリーズ(医学書院、監訳 坂井 建雄 ほか)

 

リンクは「プロメテウス解剖学 コア アトラス 第4版」。ほかに「コンパクト版」、「解剖学総論/運動器系」、「口腔・頭頸部」、「胸部/腹部・骨盤部」、「頭頸部/神経解剖」。

 

本シリーズは、誰でも訳語の調査に利用できますが、学習目的の場合、中級者向けです。 医療機器や医学系翻訳の実務で使用しております。各器官や臓器の解剖図に、各部位の名称が日本語と英語で併記されているため、医学辞書やネット検索でも見つからない訳語も調べられます。

 

また、部位によって訳語が変わる用語も確認できます。 血管系、神経系、各組織の断面図なども掲載され、解説文も付いているため、解剖構造の位置関係の把握や人体構造・機能の学習にも役立ちます。

 

3-2. バイオ

遺伝子・分子生物学・プロテオミクス等が絡むバイオ関係のコンテンツは、難度が高いため、翻訳チェックも一筋縄ではいかないものが多く、筆者も日ごろの学習の必要性を痛感することが多い分野です。HS翻訳者は以下学習用の書籍を紹介してくれました。

書籍名「バイオインフォマティクス入門」(慶應義塾大学出版会、編 日本バイオインフォマティクス学会)

 

専門的な内容のため、メディカル分野の翻訳にある程度慣れた中級者や理系出身者向けで、英語の併記がないため、ほぼ学習用です。 バイオ系の遺伝子解析・タンパク質解析関連の翻訳に役立てています。 特に分子生物学データベース、ゲノム解析、進化系統樹解析の内容を翻訳する際に有用でした。

 

バイオインフォマティクスに関連する分子生物学分野、IT分野、各解析方法が項目別に簡潔にまとめられており、基本的な用語、解析方法の原理や解析の流れを大まかに把握できます。

 

3-3. 統計学

統計もまた、医学のみならず、サイエンス系のコンテンツでは避けて通ることができません。今回も、複数の翻訳者さんが書籍を紹介してくださいました。

書籍名「医学統計学の事典」(朝倉書店、編 丹後 俊郎・小西 貞則)

 

各項目名や解説文内の用語にも英語の併記があり、巻末には日本語と英語の索引があるため、翻訳の実務にも統計学の学習にも役立ちます。 実務では、数式の羅列があるような統計解析の内容を翻訳する際に文章表現を参考にするため、また訳語の調査にも利用しています。 臨床試験関係の統計解析だけでなく、疫学調査や文献調査で使用する統計法も掲載されています。

 

「バイアス」、「オッズ比」などの基本的な統計用語の意味を調べる際にも役立ちます。 「プロメテウス解剖学アトラス」シリーズ同様、誰でも訳語の調査に利用できますが、学習目的の場合、やはり中級者向けです。

 

書籍名:『たったこれだけ!医療統計学(第3版)』(金芳堂、奥田 千恵子 訳)

 

医学論文や治験関連文書で、統計解析に関する説明が出てくることはよくあります。 本書は、論文などを読む際に「ここだけは押さえておけ」という内容に絞り込んで書かれており、複雑な数式や説明ぬきで、統計用語の意味やおおまかな基礎知識を得られました。 また、統計用語や説明のいくつかの表現に英語が併記されているため、その点でも役立ちます。

 

4. まとめ

いかがだったでしょうか?
翻訳業務のために医学関連の背景知識を学ぶことは、仕事を通して人の命や健康に貢献しているというという実感が得られるとともに、薬理や遺伝子をはじめ、メディカル翻訳のコンテンツは軒並み難度の高いものばかりなので、ある意味、知的にチャレンジングなものに取り組むという醍醐味もあります。

 

今回、書籍をご紹介いただいた翻訳者さんも、メディカル翻訳に携わることに誇りをもって日々、研鑽している方ばかりです。

 

ヒューマンサイエンスの機械翻訳はじめ各種ドキュメントテクノロジーを駆使したサービスや、翻訳メモリを活用した効率的な翻訳・ドキュメント制作は、今回、書籍を紹介してくれた方々はじめ、医学知識習得に熱心に取り組む翻訳者のみなさんに支えられています。

 

ドキュメントテクノロジー・メディカルサイエンスの知識ともに高い専門性を備えた、ヒューマンサイエンスのメディカル翻訳をぜひお試しください。

5. ヒューマンサイエンスのメディカル翻訳サービス

ヒューマンサイエンスでは、人手翻訳サービスやポストエディットサービスをご提供しております。TradosやPhrase TMS (旧称Memsource)等の翻訳支援(CAT)ツールや、自動翻訳ツールを活用し、翻訳の効率化と品質向上に取り組み、お客様の更なる発展に貢献してまいります。
お悩みやご興味などございましたら、是非お気軽にお問合わせください。

 

>メディカル翻訳サービス

>ポストエディット代行

 

その他にも、以下のような医療/医学翻訳に関する情報を発信しております。お役立てください。

◆ブログ

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