日本政府観光局のレポートによると、2018年の訪日外客数は3,119万2千人で、これは過去最多だったとのことです。2020年にはオリンピック、2025年には大阪万博が開催されます。日本と外国の距離は年々縮まる一方のようです。
ビジネスの世界も例外ではありません。グローバル化が進むに連れて、海外の企業とのやり取りは年々増えてきています。
メールはもちろん、見積書やプレゼン資料、契約書など、身の回りには多種多様な英語資料が存在します。
これらの英語資料を日本語に置き換えて理解し、その返答を英語で用意する作業が必要になります。そう、「翻訳」です。
ただ、翻訳は時間がかかる作業です。たとえば、A4用紙10ページぎっしり字が埋め尽くされている契約書を受け取った場合、その内容を理解するにはかなりの時間を要します。本来の業務に加えて複数の資料の翻訳を進めるということは、大きな負担になります。
その負担を軽減するのが、最新のAI技術を活用した自動翻訳ソフト「MTrans Team」です。
これまでMTrans Teamを複数の記事で紹介してきましたが、今回はこれらの記事をまとめて紹介いたします。
目次
1. MTrans Teamの基本的な使い方
MTrans Teamはウェブアプリケーションです。そのため、パソコンとインターネットさえあれば、いつでもどこからでもアクセスできます。
「英語コミュニケーションの効率化を実現。「MTrans Team」の概要をご紹介!」では、ログインから自動翻訳の実行、翻訳されたファイルのダウンロードまでの操作について紹介しています。
2. 自動翻訳のブラッシュアップ、フレーズ集を使った社内コラボレーション
「英文メールのやり取りに自動翻訳をよく使う」という方も多いのではないでしょうか。
「自動翻訳ソフトウェア「MTrans Team」で英文メールのやり取りを効率化!」では、英文メールの受信から日本語への翻訳、日本語での返信文作成からその返信文の英語への翻訳+ブラッシュアップ、というコミュニケーションの一連の流れを紹介しています。
また、チームとの共同作業に役立つ「フレーズ集」についての解説があります。「フレーズ集」とは、一言で言うと、翻訳のデータベースです。まず、翻訳済みの原文と翻訳文を登録します。そして、別の文章に同じ原文がある場合は登録済みの翻訳文が適用されます。登録された翻訳文はチームの他のメンバーと共有することができるので、チームのコラボレーションに役立ちます。
「フレーズ集」の機能を活用することで、チームに適した表現に翻訳されるようになります。
3. 用語集の使い方
「フレーズ集」と同じくらい便利な機能が「用語集」です。
ビジネスでは、会社名や製品名、タグラインなど、さまざまな用語を使用します。たとえば、会社名がきちんと翻訳されていなかったとしたら、それを受け取った人は違和感を覚えてしまうでしょう。また、見積書内の製品名が正しく翻訳されなかったことで、大きな損害につながることもあるかもしれません。
「自動翻訳の落とし穴「固有名詞の取り扱い方」について – MTrans Team で用語を管理!」では、「用語集」に自社製品の用語を登録して、日本語のプレゼン資料を英語に翻訳するまでの一連の流れを紹介しています。
4. MTrans Teamのセキュリティ
自動翻訳ソリューションを導入するときに気になる点といえば、翻訳精度やコスト、そしてセキュリティではないでしょうか。
過去には自動翻訳を介して企業の機密情報が漏えいしたというニュースがいくつかありました。自動翻訳ソリューションを導入することでいくら便利になるとしても、セキュリティが担保されていないのであれば不安が募るばかりです。
「最新の AI 技術が備わった自動翻訳環境をセキュアに導入 – MTrans Team のセキュリティ機能について」では、自動翻訳に潜む情報漏えいのリスクや、MTrans Teamが安全な理由について解説します。
MTrans Teamの詳細、導入企業の一覧、価格については、製品紹介ページをご覧ください。
ヒューマンサイエンスでは、MTrans Team以外にもニューラル機械翻訳(NMT)の技術を活用した翻訳ソリューションを幅広くご用意しております。
自動翻訳にご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
関連サービス
ニューラル機械翻訳連携ソリューション MTrans for Trados