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【事例:翻訳コスト15%削減】医療機器取扱説明書

【事例:翻訳コスト15%削減】医療機器取扱説明書

機械翻訳といえば、「安かろう、悪かろう」というイメージがあるかもしれませんが、それはもう昔の話です。

機械翻訳技術が発達した現在では、翻訳対象に合わせた最適なプロセスを構築することで、人の手による翻訳と同レベルの品質を維持しながら、翻訳コストを削減することが可能です。

東海地方にある医療機器メーカーの取扱説明書担当者の方から、
弊社にご相談をいただいたのは2013年末。

年間約110万ワードの英語から多言語(フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語)の取扱説明書翻訳を行っていて、

  • ・翻訳コストを削減したい
  • ・取扱説明書リリースまでにかかる期間を短縮したい

という理由から、「機械翻訳の導入を検討したい」とのお問い合わせをいただきました。
ただし、機械翻訳を導入しても「翻訳品質は落としたくない」というご要望もお持ちでした。
そこで、ヒューマンサイエンスからは、機械翻訳の導入に向けて、
以下の2点をご提案いたしました。

①導入前品質評価(2つのエンジンによる品質比較を実施)

候補とした2つの統計ベースエンジンで、翻訳品質の比較とコスト削減率を算出。
品質が良く、コスト削減がより見込めるエンジンをご提案し、
お客様がエンジン採用を決定いたしました。

(*)全言語、実用レベルで使用できる品質という結果に。

(*)全言語、実用レベルで使用できる品質という結果に。

②ネイティブ翻訳者によるレビュー工程を提案

機械翻訳処理+ポストエディット という通常の工程に加えて、
翻訳者によるレビューを行うことで、人による翻訳と遜色のない、
「正確でわかりやすい」翻訳品質を実現。

人による翻訳と同じ品質が維持でき、コストメリットも得られる「ポストエディット+レビュー」の作業プロセスをご提案しました。

(*)人による翻訳と同じ品質が維持でき、コスト削減可能な作業プロセスをご提案

①②のプロセスで実施したトライアル翻訳の品質をお客様の各国の現地支社が評価。
すべての言語において「品質に問題なし」との評価をいただきました。
その結果、2014年に実際の翻訳プロジェクトから機械翻訳を実施。

英語から多言語への翻訳コストを「15%」も削減することに成功しました。

取扱説明書の翻訳が軌道にのった2015年現在は、
短納期での翻訳が必要なサービスマニュアルの機械翻訳のトライアルも実施中です。

本日ご紹介した事例のように、機械翻訳の導入で、品質維持とコスト削減の両立は可能です。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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ブログ執筆担当

機械翻訳セミナー_徳田

徳田 愛

・機械翻訳コンサルタントとして、日本企業に向けた
機械翻訳導入やプロセス構築のコンサルティングを行う。
・多言語翻訳を左右する原文品質を重要視し、
和文ライティング工程も担当機械翻訳に適した
マニュアル作成のコンサルティングも実施。
・機械翻訳関連の以下の発表も担当。
– 2013年 第23回JTF(一般社団法人日本翻訳連盟)翻訳祭
「多言語における機械翻訳へのアプローチ
~評価とプロセスの観点から~」講演
– 2014年 AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)機械翻訳フェア
「機械翻訳を使いこなす~品質と生産性の向上のために~」

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