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【コラム】Jamstackでマニュアル管理をスマートに!~セキュリティリスクを回避する~

【コラム】Jamstackでマニュアル管理をスマートに!~セキュリティリスクを回避する~

みなさん、こんにちは。ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部の吉本です。
前回のコラムでは、私たちマニュアル制作会社がなぜJamstackに注目したのかを紹介しました。今回は、Jamstackの具体的なメリットとして「管理」「セキュリティ」面を深堀していきたいと思います。

 

目次

そもそもJamstackとは?

Jamstackは、JavaScript、API、Markupの頭文字をとったものとして始まりました。
現在ではさらに進化したため、必ずしもこれらの頭文字が表す技術構成にとどまりません。主要なところでは、静的サイトジェネレータなどを用いたWeb開発手法です。サーバーサイドの処理を行わず静的なHTML生成することで、高速かつ安全なWebサイトを実現します。
このようにJamstackは、Webサイトの高速化やセキュリティ強化、スケーラビリティの向上など、多くのメリットを持っています。また、静的サイトジェネレータを用いることで、コンテンツの管理や更新が容易になります。

IT企業における既存のマニュアル管理の問題点

従来のマニュアルは、WordやExcelなどの文書ファイルを用いて作成・管理されることが一般的でした。しかし、複数人での編集や更新作業が必要な場合、ファイルの共有やバージョン管理が煩雑になります。
また、マニュアルの編集や更新作業が頻繁に行われる場合、古いバージョンのファイルが残ってしまったり、誤った情報が含まれたままになってしまったりする可能性があります。さらに、文書ファイルを共有する際には、誰がどのバージョンを使用しているかがわからなくなり、混乱が生じることもあります。
このように従来のマニュアル管理手法では、効率的な共同編集やバージョン管理が困難であり、情報の正確性やアクセシビリティにも課題がありました。

コンテンツ管理システム(CMS)によるマニュアル管理のセキュリティリスク

それでは、コンテンツ管理システム(CMS)を使ったマニュアル管理はどうでしょうか?IT企業にとってはより親和性があり効率的な管理手法といえるでしょう。弊社でもこれまで多くのお客様に対して導入・運用をサポートしてまいりました。しかし、長年のCMSによるサイト運営には限界が見えてきています。
まず、CMSは、サーバーで実行されHTML動的に生成するため、サイトの読み込み時間が遅くなることがあります。

 

仕組み

 

また、CMSは、Webページを生成するためにデータベースにアクセスする必要があるため、データベースの容量が増加するとサイトのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
さらに、CMSは、セキュリティ上の脆弱性を持っていることがあり、適切なセキュリティ対策を講じなければ、攻撃者によるデータの漏洩やサイトのダウンが起こる可能性があります。お知らせのような些細なページでも裏側でデータベースに繋がっており、同じデータベースで顧客の注文リストやログイン情報などを管理しているため、悪意あるハッカーなどの攻撃に晒されやすいのです。

Jamstackを使ったマニュアル管理のメリット

そのような問題に対処するべく、Jamstackを使ったマニュアル管理では、静的サイトジェネレータを用いて、静的なHTMLを生成します。

(「静的サイトジェネレータとは?」を参照)

 

仕組み

 

これには以下のようなメリットがあります。今回は、特に「管理」「セキュリティ」面に注目して見ていきましょう。

 

– ファイルの共有やバージョン管理が容易になる
– 複数人での編集や更新作業がスムーズになる
– セキュリティリスクが低くなる

 

まず、ファイルの共有やバージョン管理が容易になります。静的サイトジェネレータを使うことで、マニュアルのコンテンツをMarkdownファイルとして管理することができます。Markdownファイルはテキストベースであるため、バージョン管理システムを使って簡単に管理することができます。また、複数人が同時に編集することもできます。これにより、マニュアルの更新作業がスムーズになります。

 

また、静的サイトジェネレータを使うことで、サーバーサイドの処理が必要なくなり、セキュリティリスクが低くなります。また、静的サイトジェネレータは、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を使ってコンテンツを配信するため、高速で安定したサイト運営が可能になります。

 

このように、Jamstackを使ったマニュアル管理は、ファイルの共有やバージョン管理が容易になり、複数人での編集や更新作業がスムーズになり、セキュリティリスクが低くなり、SEOにも優れています。

Jamstackを使ったマニュアル管理の注意点

ただし、Jamstackを使ってマニュアル管理を行う際は、以下のような注意するべき点があります。

 

– 静的サイトジェネレータは慎重に選定する必要がある
– コンテンツの更新を頻繁に行う場合は、自動ビルドや自動デプロイの設定が必要になる

 

1点目は、静的サイトジェネレータを慎重に選定する必要があるということです。静的サイトジェネレータは、サイトのビルドやデプロイを自動化するためのツールであり、Jamstackの基盤となる技術の一つです。しかし、静的サイトジェネレータには様々な種類があり、それぞれ特徴や利用シーンが異なります。その中から、自社のマニュアル管理に適した静的サイトジェネレータを選定することが重要です。

 

2点目は、コンテンツの更新を頻繁に行う場合は、自動ビルドや自動デプロイを設定する必要があるということです。静的サイトジェネレータでは、特に設定しない限り、コンテンツの更新があった際は手動でビルドやデプロイを行う必要があります。しかし、更新が頻繁に行われる場合には、作業負荷を軽減するためにビルドやデプロイを自動化することが望ましいといえます。

 

以上の点に注意することで、Jamstackを使って効率的にマニュアル管理を行うことが可能となります。

まとめ

いかがでしょうか。Jamstackを使ったマニュアル管理は、従来の文書ファイルによる管理に比べて、ファイルの共有やバージョン管理が容易になることをお分かりいただけたでしょうか。そして何より、セキュアな環境でマニュアル管理が可能となるなど、大きなメリットを感じていただけたはずです。

次回は「スピード」に注目して、Jamstackのメリットをご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

 

さらに詳しく知りたい方へ

Jamstackとは?(前編)

初心者のための静的サイトジェネレータガイド①

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