Some parts of this page may be machine-translated.

 

翻訳APIの概要と活用事例:DeepL、Google、Microsoft、OpenAIの違いは?

alt

2024.10.18

翻訳APIの概要と活用事例:DeepL、Google、Microsoft、OpenAIの違いは?

この記事では翻訳APIとその利点、活用事例について詳しく解説します。また、ChatGPTなどの生成AIサービスのAPIとの違いについても説明します。

目次

1. 翻訳APIとは

翻訳APIは、異なる言語間でのテキストの自動翻訳を可能にする技術です。ソフトウェア開発者がこのAPIを利用することで、さまざまなサービスに自動翻訳機能を追加できるようになります。翻訳APIは、AI、ディープラーニング、自然言語処理などの技術を活用しており、日々その精度と速度が向上しています。多くの翻訳APIは、クラウドベースで提供されており、インターネット接続があればどこからでも利用可能です。

2. 翻訳APIの利点

翻訳APIを利用することで、企業や開発者は多言語対応のサービスを迅速に展開することができます。これにより、国際市場へのアクセスが容易になり、顧客基盤を拡大することが可能です。また、翻訳APIは人間の翻訳者に比べてコストが低く、リアルタイムでの翻訳が可能なため、即時性が求められる場面でも有効です。APIを通じて提供される翻訳サービスは継続的にアップデートされるため新しい名称や用語に対応できます。さらに、カスタマイズ機能を利用すれば業界固有の専門用語にも対応できます。

3. 活用事例

翻訳APIは、さまざまな分野で活用されています。例えば、ビジネスの現場では、国際的な取引やコミュニケーションを円滑に進めるために利用されています。多国籍企業では、異なる言語を話すチームメンバー間のコミュニケーションをサポートするために、リアルタイムでの翻訳が求められることが多く、翻訳APIがそのニーズに応えています。

観光業においても翻訳APIは欠かせません。旅行者が現地の言語を理解できない場合でも、翻訳アプリを使用することで、レストランのメニューや観光案内を簡単に理解することができます。また、旅行サイトでも、ホテルなどの宿泊施設や観光地の見所、利用者の声などの情報を様々な言語に翻訳する際に翻訳APIが利用されています。

医療の分野でも、翻訳APIは患者と医療従事者の間のコミュニケーションをサポートし、誤解を減らすのに役立っています。特に、緊急時には迅速で正確な情報伝達が求められるため、翻訳APIの存在は非常に重要です。

4. 翻訳APIと生成AIサービスAPIとの違い

翻訳APIと生成AIサービスのAPIにはいくつかの違いがあります。翻訳APIは、主にテキストをある言語から別の言語に変換するために設計されています。これに対して、OpenAIのChatGPTなどの生成AIサービスのAPIは、テキストの生成や補完、要約、質問応答など、より広範な自然言語処理タスクをサポートしています。

翻訳APIは通常、特定の言語ペアに特化しており、翻訳の精度や速度を重視しています。また、特定の単語の訳を指定できる用語集機能や、常体・敬体を指定する機能など、翻訳に特化した機能を搭載しています。

一方、生成AIサービスのAPIは、より創造的なタスクに対応することを目的としています。これには、文章の生成、ストーリーの作成、対話型エージェントの開発などが含まれます。生成AIは、通常、文脈を理解し、自然で流暢なテキストを生成する能力があります。生成AIサービスのAPIは、カスタマイズ性が高く、特定の業界や用途に合わせた調整が可能です。これにより、ユーザーは自分のニーズに最適なソリューションを構築することができます。生成AIサービスのAPIの詳細については、以下のブログ記事もご覧ください。

ChatGPT APIとは?できることからメリット、連携例まで解説!

総じて、翻訳APIは言語間の変換に特化しているのに対し、生成AIサービスのAPIは、より広範な自然言語処理タスクをサポートし、創造的なコンテンツの生成を可能にする点で異なります。

5. 代表的な翻訳API

代表的な翻訳APIとその機能を紹介します。

DeepL API

ドイツ発のDeepLは、特に文脈を重視した高精度な翻訳サービスで知られる企業です。ニューラルネットワーク技術と高品質の学習データを用いることで、より人間に近い自然な翻訳サービスを提供します。DeepL APIは、代表的な33言語に対応しています。用語集を使って訳語を指定したり、訳文の文体に常体・敬体を指定したりできます。テキスト文字列の翻訳のほか、ファイル文書を丸ごと翻訳することも可能です。対応するファイル形式はdocx/pptx/xlsx/pdf/html/txt/xlf/srtです。無料APIと有料APIが用意されていますが、無料APIでは入力したデータがDeepLのサービス改善のために利用される場合があるため、業務では有料APIを利用する必要があります。

Google Cloud Translation API

Google翻訳は、ニューラルネットワーク技術を用いた翻訳サービスを一般向けにいち早く提供したサービスです。このGoogle翻訳をAPI経由で利用できるようにしたのがGoogle Cloud Translation APIです。比較的直訳ですが、訳漏れが少ないという特徴があり、100以上の言語に対応しています。用語集機能とファイル文書翻訳機能を搭載しています。文書翻訳に対応するファイル形式はdocx/pdf/pptx/xlsxです。

Microsoft Translator Text API

Microsoft Translator Text APIは、Microsoft社の翻訳APIです。Googleと同様に比較的直訳で、訳漏れが少ないです。100以上の言語に対応しています。用語集機能とファイル文書翻訳機能を搭載しています。文書翻訳ではpdf/csv/html/xlf/markdown/mhtml/xlsx/msg/pptx/docx/odt/odp/ods/rtf/tsv/txtファイル形式に対応しており、他のサービスよりも多くの種類のファイルを翻訳できます。

OpenAI API

OpenAI APIは生成AIサービスですが、GPT-4oなどのテキスト生成モデルを使い、翻訳を指示するプロンプトを用意することで翻訳APIとして利用することも可能です。50以上の言語に対応しています。翻訳だけでなく、文書の用途に応じて表現を変更したり、要約したりすることも可能です。OpenAI APIのプロンプトを工夫することで、単なる翻訳以上の機能を提供できます。翻訳やその他の応用方法について詳しくは以下の記事をご覧ください。

ChatGPTを使って翻訳をする方法は?使い方や活用方法をご紹介

MTrans API

ヒューマンサイエンスが提供する翻訳APIです。MTrans APIに接続するだけでDeepL/Google/Microsoft/OpenAI/Amazon/NAVER Papagoの翻訳サービスを利用できるようになります。独自の用語集機能と自動ポストエディット機能を搭載しており、各社の翻訳を簡単にカスタマイズすることができます。自動ポストエディット機能では、各社の翻訳APIの出力に対して、文字列置換や正規表現置換を実行して表記を統一したり、OpenAI APIをさらに呼び出して翻訳を自由に書き換えたりすることができます。翻訳の表現をブラッシュアップしたり、常体・敬体の指定ができない翻訳APIで文体を統一したり、文字数制限に合わせて短縮したりすることが可能です。

6. どの翻訳APIを選ぶべきか

翻訳APIを選択する基準としては、対応言語、翻訳精度、流暢さ、APIの呼び出しレイテンシなどが挙げられます。大まかな傾向としては以下のとおりです。

・対応言語数(左の方が多い):Google – Microsoft – OpenAI – DeepL

・翻訳精度(左の方が高い):Google – Microsoft – OpenAI – DeepL

・流暢さ(左の方が自然):DeepL – OpenAI – Google – Microsoft

・呼び出しレイテンシ(左の方が低い/速い):Microsoft – Google – DeepL – OpenAI

7. セキュリティについて

業務で翻訳APIを利用する際には、入出力データが翻訳サービスの改善に使用されたり、新サービスの開発に利用されたりといった二次利用の有無を確認する必要があります。前述のようにDeepLの無料版APIサービスでは入出力データが二次利用されるため、業務上の機密データが社外に漏えいする可能性があります。一方、DeepLの有料APIサービスおよびそれ以外の各社の翻訳APIの入出力データは二次利用されません。

8. まとめ

翻訳APIは、異なる言語間でのテキストの自動翻訳を可能にする技術です。多言語対応のサービスを迅速に展開し、国際市場へのアクセスを容易にします。代表的な翻訳APIはDeepL、Google、Microsoftから提供されており、生成AIのOpenAI APIも利用できます。選択基準としては対応言語、翻訳精度、流暢さ、APIの呼び出しレイテンシが挙げられます。

ヒューマンサイエンスではDeepL、Google、Microsoft、OpenAIの翻訳エンジンを利用できるMTrans APIを提供しています。用語集機能と自動ポストエディット機能を搭載しており、各社の翻訳APIの出力を簡単にカスタマイズすることができます。MTrans API の14日間の無料トライアルも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

Officeかんたん翻訳ソフトMTrans for Officeとは

 

 

Office製品簡単翻訳ソフト「MTrans office」のご紹介

 

 

人気記事ランキング
カテゴリ

翻訳について
詳しく知りたい方

東京本社:03-5321-3111

受付時間 9:30~17:00

お問い合わせ・資料請求