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ChatGPT、Copilot、Gemini、Claudeで機密は保持される?翻訳用途でも情報漏洩リスクに注意!

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2024.2.15

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2025.08.26

ChatGPT、Copilot、Gemini、Claudeで機密は保持される?翻訳用途でも情報漏洩リスクに注意!

 

ChatGPT、Microsoft Copilot、Google Gemini、ClaudeなどのAIチャットサービスが注目されています。このブログ記事ではこれらのサービスを業務で利用する場合に、機密情報を保護する方法について説明します。なお、AIチャットサービスを翻訳用途で利用される場合にも情報漏洩に注意する必要があります。

目次

1. AIチャットサービスとは?

AIチャットサービスは、生成AIまたはテキスト生成AIとも呼ばれており、大規模言語モデル(LLM、Large Language Model)によって実現されます。LLMは、主にインターネット上で入手可能な大量のテキストデータから学習しており、人間が書いたような自然な文章を生成できることが特徴です。LLMは指示内容(プロンプトと呼ばれます)に応じて、人間相手のような会話をしたり、メールやブログ、シナリオを作成したり、アイデアを創出したり、長い文章を要約したり、翻訳したりすることができます。

2. ChatGPT、Microsoft Copilot、Google Gemini、Claudeとは

2-1. ChatGPT

ChatGPT(チャットジーピーティー)はOpenAI社によって開発されたAIチャットサービスです。ウェブブラウザからはhttps://chat.openai.com/ にアクセスして利用します。iPhone、iPad、Android用の公式アプリがリリースされています。基本機能は制限付きで無料で利用でき、有料プラン(Plus、Pro、Team)ではその制限が緩くなります。各プランの詳細は以下のとおりです。

●気軽に試せる「無料プラン」
まずはChatGPTを試してみたいという方には「無料プラン」が最適です。日常的な作業でAIの力を借りるのに十分な機能を提供しており、最新モデルであるGPT-5へのアクセスや、ファイルアップロード、画像生成といった機能も利用できます。ただし、各機能には利用回数や速度に制限が設けられています。

●個人利用におすすめの人気プラン「Plus」
より高度な機能を求める個人ユーザーに最も人気なのが、月額20ドルの「Plusプラン」です。無料プランに比べてGPT-5へのアクセスやメッセージ送信数が大幅に増え、より高速な画像生成や話題の動画生成AI「Sora」も利用可能になります。プロジェクト管理やオリジナルのGPTを作成する機能もあり、クリエイティブな作業や学習を強力にサポートしてくれます。オリジナルのGPTについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

「GPT-4 Turbo、ChatGPTをカスタマイズできるGPTsが登場」

●性能を最大限に引き出す「Proプラン」
ChatGPTを最大限に活用したいプロフェッショナルやヘビーユーザー向けには、「Proプラン」が用意されています。月額200ドルで、メッセージ送信、ファイルアップロード、高速な画像生成がすべて無制限になります。Deep Researchやメモリ機能も最大限利用できるため、複雑で大規模なタスクも効率的に処理可能です。さらに、新機能への先行アクセス権も付与され、常に最先端のAI技術に触れたい方に最適です。

●チームでの共同作業を加速させる「Teamプラン」
企業やチームでの利用を想定しているのが「Teamプラン」です。料金は1ユーザーあたり月額25ドルで、年単位での契約となります(2名以上から利用可能)。Plusプランの全機能に加え、チームでの共同作業を促進する機能が満載です。Googleドライブなどの社内ナレッジとの連携、SAML SSOといった高度なセキュリティ機能、会議を録音・文字起こしできる記録モードなど、ビジネスシーンで役立つ機能が揃っています。チームのデータをAIの学習から除外する設定も可能で、安心して業務に活用できます。

上記プランのほかにもEnterprise、Edu、APIプランが用意されています。

2-2. Microsoft Copilot

Microsoft Copilot(コパイロット)は、Microsoft社によって提供されているAIチャットサービスです。ウェブブラウザからは https://copilot.microsoft.com/ にアクセスして利用します。iPhone、iPad、Android用の公式アプリがリリースされています。Windowsオペレーティングシステム、Microsoft Edgeウェブブラウザのほか、Outlook、Word、Excel、PowerPoint、TeamsなどのMicrosoft 365製品にも組み込まれています。WindowsとEdgeではCopilotを無料で利用できますが、Microsoft 365製品では有料プラン(Microsoft Copilot for Microsoft 365)に加入する必要があります。

2-3. Google Gemini

Google Gemini(読み方は日本語ではジェミニ、英語ではジェミナイ)は、Google社によって提供されているAIチャットサービスです。以前はBardという名称でしたが2024年2月にGeminiという名称に変更されました。ウェブブラウザからはhttps://gemini.google.com/ にアクセスして利用します。Android用の公式アプリがリリースされています。有料プラン(Google AI Pro、Google AI Ultra)ではGmailやGoogleドキュメントからGeminiを利用できます。そのほかにGoogle Workspaceのユーザー向けにGemini for Google Workspaceというサービスも提供されています。

2-4. Claude

Claude(クロード)は、Anthropic(アンスロピック)社によって提供されているAIチャットサービスです。Anthropic社はOpenAI社の元メンバーによって設立された米国のAIスタートアップです。Amazon社やGoogle社から出資を受けています。ウェブブラウザからは https://claude.ai/ にアクセスして利用します。有料プラン(Pro、Max、Team、Enterprise、API)では最新のAIモデルであるClaude 4.1 Opusを利用できます。

3. AIチャットサービスの二次利用について

AIチャットサービスを業務に導入する際には、入力したデータがどのように扱われるのかを確認することが重要です。ChatGPTをはじめとする多数のAIチャットサービスがインターネットで提供されていますが、サービスによってはユーザーが入力したデータがLLMの学習に使用される場合があります。また、サービス提供元の企業で人間によってチャットのやりとりが確認される場合もあります。LLMに学習されると、社外の別のユーザーがチャットサービスを利用したときに、そのデータが表示され、情報漏洩に繋がる可能性があります。入力したデータをLLMの学習に使用されないようにするにはどうしたら良いでしょうか。各AIチャットサービスの二次利用ポリシーと二次利用を防止する方法について説明します。

3-1. ChatGPT

ChatGPTでは使用するプランごとにポリシーが異なります。

・無料、Plus、Proプランの場合
デフォルトでは入力したデータがモデルの改善に使用されます。使用されないようにするには、ウェブブラウザで https://chat.openai.com/#settings/DataControls にアクセスし、「すべての人のためにモデルを改善する」のトグルスイッチをオフにしてください。

・Teamプランの場合
入力したデータはモデルの改善に使用されません。

・APIプランの場合
入力したデータはモデルの改善に使用されません。ただし、不正利用防止を目的に最長30日間、入出力データが保持されます。別途契約が必要なZero Data Retention(ゼロデータ保持)を有効にすると、一切保持されなくなります。

(参考:https://help.openai.com/en/articles/7730893-data-controls-faq
および https://openai.com/enterprise-privacy

3-2. Microsoft Copilot

Microsoft Copilotではプランによってポリシーが異なります。以下のプランに加入し、職場アカウントを使ってログインしている場合にのみ、入力したデータがモデルの改善に使用されず、機密保持されます。

・企業
・Microsoft 365 A1/A3/A5 (学生向け MA3/MA5、教員向け MA3/MA5、MA3/MA5 学生利用特典を含む)
・Microsoft 365 Business Basic/Business Standard/Business Premium
・Microsoft 365 E3/E5
・Microsoft 365 F1/F3
・Microsoft Teams/Teams Enterprise/Teams Essentials/Teams Rooms
・Office 365 A1/A1 Plus/A3/A5
・Office 365 E1/E1 Plus/E3/E5
・Office 365 F3

(参考:https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/manage

3-3. Google Gemini

Google Geminiでは使用するサービスによってポリシーが異なります。

・無料、Google AI Pro、Google AI Ultraサービスの場合
デフォルトでは入力したデータはモデルの改善に使用されます。また、Geminiとのやりとりは人間によって確認される場合もあります。モデルの改善および人間による確認を防ぐには https://myactivity.google.com/product/gemini にアクセスし、「Geminiアプリ アクティビティ」の設定をオフにしてください。

(参考:https://support.google.com/gemini/answer/13594961#your_data

・Gemini for Google Workspaceサービスの場合
入力したデータはモデルの改善に使用されません。
(参考:https://support.google.com/a/answer/14130944#zippy=%2Chow-does-gemini-protect-my-data

・Gemini APIサービスの場合
有料プランでは入力したデータはモデルの改善に使用されません。無料プランでは入力したデータがモデルの改善に使用されます。
(参考:https://ai.google.dev/terms

3-4. Claude

Claudeでは使用するプラン、サービスによってポリシーが異なります。

・Free、Pro、Maxプランの場合
ユーザー向けプランでは、入力したデータとその出力がサービスの改善や新サービスの開発のために二次利用される場合があります。無料、有料に関係なく、業務で利用することは推奨されません。
(参考:https://www.anthropic.com/legal/consumer-terms)

・Team、Enterpriseプランの場合
入力したデータはモデルの学習に使用されません。
(参考:https://www.anthropic.com/legal/commercial-terms)

・APIサービスの場合
入力したデータはモデルの学習に使用されません。
(参考:https://www.anthropic.com/legal/commercial-terms)

4. AI翻訳の利用に潜む情報漏洩のリスク

AIチャットサービスやオンライン翻訳ツールは非常に便利ですが、ビジネス目的で利用する際には情報漏洩のリスクが伴います。特に無料のサービスを利用する場合には、細心の注意が必要です。

具体的には、翻訳のためにコピー&ペーストした社外秘の固有名詞や機密情報が、ほかのユーザーの翻訳結果として表示される可能性があります。また、クラウド上に保存されたデータが意図せずインターネット上で検索可能になったり、入力したテキストがURLに含まれることで第三者に盗み見されたりする危険性も指摘されています。特に、海外支社の従業員や取引先からのメールといった機密情報を含む内容を翻訳する用途は、リスクが非常に高いと言えるでしょう。

このような事態を避けるため、業務で翻訳サービスを利用する際には、セキュリティが確保された有料のサービスを選択することが不可欠です。

5. まとめ

ChatGPT、Microsoft Copilot、Google Gemini、Claudeは、それぞれ異なる企業によって提供されるAIチャットサービスです。これらのサービスは、大規模言語モデルによって実現され、人間が書いたような自然な文章を生成できることが特徴です。また、専用の翻訳サービスと同等の精度で翻訳できるため、AIチャットサービスを使って翻訳することも可能です。ただし、サービスのプランや設定によって、入力したデータがAIの改善に使用され、情報漏洩に繋がる可能性があるため、これらのサービスを業務に導入する際には入力データの扱いについて注意が必要です。

ヒューマンサイエンスではOpenAIを利用できる自動翻訳ソフトMTrans for Officeを提供しています。APIに接続しているため、情報漏洩の心配なくOpenAIを利用できます。また、OpenAI社とのZero Data Retentionを有効にする契約により30日間のデータ保持期間もありません。OpenAIは翻訳エンジンとして活用できるだけでなく、プロンプト次第で文章の書き起こしや書き換え、文章校正をすることができます。MTrans for Officeは、14日間の無料トライアルも受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

MTrans for Officeの特長

  1. ① 翻訳できるファイル数、用語集に制限はなく定額制
  2. ② Office製品からワンクリックで翻訳できる!
  3. ③ API接続でセキュリティ面も安心
    ・さらに強化したいお客様にはSSO、IP制限などもご提供
  4. ④ 日本企業による日本語でのサポート
    ・セキュリティチェックシートへの対応も可能
    ・銀行振込でのお支払いが利用可能

 

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