機械翻訳を導入する企業も増え始め、弊社にもよくお問い合わせいただくようになった昨今ですが、
「いったいどれくらいの会社が、機械翻訳を実際に活用できているのか?」というのは、
やはり気になる話題のようです。
そこで、昨年、東京および京都で開催されたTCシンポジウムにおいて、
弊社が「隣の会社はMTをこう使っている」と題して発表を行った際に実施したアンケートを基に、
「ホントのところ、みんなどのくらい使っているの?」という点を探ってみたいと思います。
(有効回答数:40)
・機械翻訳の導入状況(複数回答可)
東京・京都の両方とも、情報収集段階にある方が半数以上、という結果になりました。
多くの方が、機械翻訳の導入に向けて具体的に情報を集め始めている、ということが分かります。
また、すでに導入の検討を進めている方は、東京では2割近くを占める結果となりました。
一方で、機械翻訳をすでに導入している、という方は、満足・不満足両方合わせても、
1割未満という結果に。
しかし、だからこそ、今のうちに積極的に導入することによって、競合に差を付けることができる、
と捉えることもできます。
・導入を目指す言語
皆さんが特に、導入を目指したいと考えられている言語はなんでしょうか?
こちらについては、以下のような結果となりました。
やはり、皆さん日本語から英語の機械翻訳に対しての関心が高いようです。
ヒューマンサイエンスでも、日英の機械翻訳の実用化に向けて取り組みを進めており、
今年のオープンセミナーのテーマとして扱いたいと考えております。
・導入にあたっての障害
では、導入にあたって、皆さんは何を障害と考えられているのでしょうか。
アンケートに寄せられた声としては、以下のようなものが挙げられます。
・エンジンの選定のポイントがわからない
・TMとの関連性・相互運用をどうしたらよいか
・求める品質を機械翻訳で実現しようとすると、どれくらいの費用がかかるのか
・日本語やアジア言語に関して、どの程度使えるのかがわからない
…等々。皆さん、それぞれのプロジェクト特有の課題もお持ちですが、それ以前に、
機械翻訳の基本的な部分や実際の運用方法に疑問をお持ちの場合が多いようです。
ヒューマンサイエンスでは、TCシンポジウムのようなカンファレンスの場での発表に加えて、
社内でのオープンセミナーも定期的に開催しています。
その中で、上記のような疑問にお答えするだけでなく、
実際に機械翻訳を導入してコスト削減や翻訳期間の短縮に成功したクライアントの事例もご紹介しています。
機械翻訳に関して疑問や不安のお持ちの方は、是非ご参加ください。
また、セミナーに限らず、個別のお問い合わせについても対応させていただきます。
是非、ご連絡くださいませ。