機械翻訳を導入することになった場合、最初のステップとなるのが、
機械翻訳エンジンの選定です。
この選択を間違えると、せっかくコストをかけて導入しても、
結局アウトプットが使いものにならなかったという悲しい結果になりかねません。
市場には約40種類以上もの機械翻訳エンジンが存在しています。
あまたある選択肢の中から、どうやって最適なエンジンを選べば良いのでしょうか。
今回はそのポイントをお伝えします。
まず機械翻訳エンジンを選ぶ際には、
- エンジンの種類(ルールベース/統計ベース/ハイブリッド)
- 導入コスト、運用コスト
- Tradosなどの翻訳支援ツール(CATツール)との連携
- 対応ファイル形式
- サポート体制
- ユーザビリティ
といった点は確認しておく必要があるでしょう。
そして、何より重要になるのが機械翻訳エンジンの翻訳品質です。
エンジンによって、品質は大きく異なります。
参考に、ドイツ語で3つのエンジンの品質を比較した結果を見てみましょう。
グラフのブルーの部分が「品質が良い(Excellent/Good)」文章の占める割合、
グレーの部分が「品質が悪い(Medium/Poor)」文章の占める割合です
機械翻訳の品質評価基準について、詳しくはこちら をご覧ください。
エンジンBでは、半分近くが「品質が悪い」文章でしたが、
エンジンCでは、ほとんどが「品質が良い」文章になりました。
このように同じ文章を翻訳しても、使用する機械翻訳エンジンによって、
品質には大きな差が出てきます。
なので、必ず事前に複数のエンジンでサンプル翻訳を行い、
品質を比較した上で決定することをおすすめします。
ヒューマンサイエンスでは、機械翻訳エンジン選定のコンサルティングも行っています。
複数のエンジンの中から、候補となる3~5つのエンジンで品質評価を行い、
導入後のコスト削減率や翻訳期間短縮率、投資回収率などを算出し、
最適なエンジンをご提案します。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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