課題05海外の法律や規格がわからない!
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海外の法律や規格がわからない!
- 初の海外進出。現地の法律、規格をどうマニュアルに展開するの?
- 同じ英語マニュアルでも、国・地域によって単位や記号の使い方を変える必要がある?
- 中国のGB規格への対応方法がわからない
海外展開時のチェックポイント
1. 記号、数字書式
例えばフランス語の場合は、以下のような点に留意する必要があります。
- ・数字書式(桁区切り、小数点)
フランス語では、桁区切りにはスペース(1 000)、小数点にはカンマ(3,5)を使うのが一般的です。ただし、プロジェクトによっては、桁区切りにカンマ(1,000)を使う場合もあるため、最初に使用ルールを明確に取り決めておく必要があります。 - ・記号、符号の表記(コーテーション、アポストロフィー、括弧など)
フランス語では、英語のダブルコーテーション“ ”に対して、ギュメ«»が使われるのが一般的です。ただし、プロジェクトによっては、英語と同じダブルコーテーションを使う場合もあるため、最初に使用ルールを明確に取り決めておく必要があります。
コーテーションやアポストロフィーなどの記号や数字の表記方法は、各言語でルールが異なります。
ヒューマンサイエンスでは、翻訳前に各国語のスタイルガイドを作成し、仕向け地の
ルールに適した翻訳をご提供しています。
各言語の表記方法
言語 | コーテーション | 千の桁区切り | 小数点 |
---|---|---|---|
英語 | ” ” | 1,000 | 1.0 |
フランス語 | << >> | 1 000 | 1,0 |
ドイツ語 | 〟 〝 | 1.000 | 1,0 |
スペイン語 | ” ” | 1.000 | 1,0 |
中国語スタイルガイド(サンプル)
2. 法律、規則、規格(GB, ISO, IEC)
たとえば、中国で発行されるマニュアルは、GB規格(国家標準、guo jia biao zhun)を満たしている必要があります。
このGB規格は日本のJISとは異なり、強制的な法規制であり、中国で発行されるマニュアル・取扱説明書を作成 する際は必ず遵守しなければなりません。
ヒューマンサイエンスではGB規格に対応したマニュアルの制作や、GBの専門家による中国国内で通用する記載になっているかのチェックを行っています。
GB規格に定められている内容の例
- ・取扱説明書に記載すべき内容
- ・フォントサイズ
- ・中国語と外国語を併記する際の規定
- ・安全マークや安全文、図示、記号などの表記
3. 差別用語、不適切な表現
国や地域によっては差別用語や不適切な表現になってしまう場合があります。
たとえば、ヨーロッパ(イベリア)スペイン語では「予約する」という意味の「coger」という単語は、ラテンスペイン語では下品な意味になるため、マニュアルで
使用するのに適切ではありません。
ヒューマンサイエンスでは、出荷国・地域で使用されている用語・慣習を考慮した翻訳を提供するために、ネイティブ翻訳者による
翻訳をご提供しています。