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INTERVIEW

先輩を知る04/テクニカルライター

テクニカルライター

PROFILE

大学では文学部で日本史を専攻。歴史に興味のない人たちにも、どうすれば分かりやすく伝えることができるのかを常に考え、学生時代を過ごしてきたことが、テクニカルライターとしてのベースを構築。現在は日々新しい情報の習得に心を弾ませながら、表現の工夫はもちろん、案件自体をスムーズに進めるためのマネジメント力にも磨きをかけている。

むずかしい内容なのに、スラスラ
と読めてしまう仕掛けをつくる

S・Mさん

2014年 新卒入社

JOIN入社のきっかけ

色々な製品に携われる

もともと文章に携わる仕事に興味がありました。そこで就職活動も、最初の頃は出版や教育系の企業を見ていたものの、結局どちらも編集という仕事がメインになってしまう上に、入社後すぐに編集部に配属になるとは限りません…。そこでテクニカルライターを募集していたヒューマンサイエンスを見つけました。事業内容に目を通していくと、どこかのメーカーに属しているのではなく、独立系の制作会社として取扱説明書を作っていたので、色々な製品に携われるという点も魅力に感じました。まだ入社3年目ですが、他の仕事では一生目にすることができないようなものがたくさん見られたので、自分の目に狂いはなかったと実感しています。

CAREER入社から今まで

新人教育プログラムのおかげ

入社してすぐの頃は先輩方のお手伝いがメインでした。きちんと原稿通りの内容になっているのか、レイアウトに崩れはないか、納品データが形式通りになっているかなど、チェック業務を中心に担当していました。分野としてはプリンターや家電、開発者向けのソフトウェアのマニュアルなどで、当時はさすがに内容まではチェックできなかったのですが、会社としてこういうものを手がけているんだなと勉強になりました。新卒入社なのであまり感じなかったのですが、中途入社の方に聞くとヒューマンサイエンスの新人教育プログラムは、かなりしっかりしているそうです。例えばライターだからといってライティングだけを勉強すれば良いのではなく、翻訳で使う専門ツールの使い方も研修で学びます。そのおかげで今、スケジュールを組む際に、翻訳までを想定をしたものが立てられるようになっています。

 

WORK現在の業務内容

ライティングを中心に幅広く

ソフトウェア技術者向けの難解なマニュアルを制作しています。基本的にはライティング業務が中心ですが、自分で原稿を作る以外にもコーディネーターとしてマニュアル制作を統括する業務も行います。具体的には、スケジュール作成やお客様からの情報収集、各担当者への割り振り、進捗管理などです。担当しているプロジェクトは日本語から英語への翻訳案件のため、まずは日本語版、次に英語版と作っていきます。また本業以外にも、サブタスク(委員会活動)として3つのチームに参加しています。「環境整備ワークチーム」というソフトウェアの動作環境を準備するチーム、「プレゼンチーム」というセミナーや展示会開催の準備、資料を作成するチーム、「動画マニュアルチーム」というマニュアル動画の作り方を研究しているチームの3つです。普段は関わることのないメンバーと接することは、いい刺激になっています。

WORTHWHILE仕事のやりがい

問題を調整し納品できたとき

色々な問題をなんとか調整して納品ができ、一息つくたびに大きな達成感があります。こちらは準備万端でも、製品開発がなかなか進まず情報が来ないことや修正が想定外に多いなど、予定通りには進まないことがほとんどです。クオリティにもこだわりたいところですが、限られた時間のなかで動くことが求められます。また、あまりないケースですが、最初に立てたスケジュール通りに進行できている時にもやりがいを感じます。そうやって苦労して自分が携わった製品が世に出ていくので、街角や雑誌などで見かけた時は単純に嬉しいです。また担当製品が変わるたびに、新しい技術や情報について調べることになりますが、自分は「へぇ~こんなのがあったんだ」とワクワクするタイプなので、そこにも面白みを感じています。

 

FUTURE今後の目標

マネジメントスキルを伸ばす

マネジメントスキルを向上させたいと思っています。今はライターとマネジメントの両方をしていますが、マネジメントの方は特にスキル不足だなと感じています。スケジュール管理や業務の効率化など、プロジェクトを円滑に進めていけるようにしたいです。別の制作会社に8か月間出向させてもらったことで、一つの方法にとらわれず色々な方法を試していいんだということを学べたので、もっと自分の中の引き出しを増やしていきたいと思います。最初に計画を立てる段階で、ある程度「この状況は危なそうだな」と予測ができるようになれば、トラブルに備えたスケジュールを立てることも可能になります。進行中も「このままいくとマズい」など危機察知能力が身に付けば前倒しに動けます。今担当している案件より大きな案件を任されてもスムーズに進行できるようになるのが目標です。