※本セミナーは終了いたしました。
2016年4月13日(水)にセミナー「翻訳しやすい和文ドキュメントの書き方・作り方と翻訳品質向上・コスト削減のポイント ~個別相談付~」(株式会社日本テクノセンター様主催)を開催します。
海外向けドキュメント(マニュアル、取扱説明書、技術仕様書、サポート文書、Web上のFAQ情報など)の品質向上とコスト削減を実現するために、「翻訳しやすい和文ドキュメントの書き方・作り方」と「翻訳プロセス構築」のノウハウについて学ぶ講座です。
数多くの具体的な事例や演習を通して、和文作成から英語・多言語展開まで、一連の海外向けドキュメント作成のあるべき姿とコスト削減のポイントを学び、自社の現状課題の解決に活かすことのできるセミナーです。
翻訳しやすい和文ドキュメントの書き方・作り方と翻訳品質向上・コスト削減のポイント ~個別相談付~
〜失敗事例に学ぶ、わかりやすい海外向けドキュメントを作成するためのアプローチ〜
開催要項
- 日時
- 2016年4月13日(水)10:30~17:30
- 場所
- 株式会社日本テクノセンター様 研修室
東京都新宿区西新宿二丁目7-1 小田急第一生命ビル 22階 >>アクセス
- 受講対象者
-
・海外向けドキュメント(マニュアル、取扱説明書、
技術仕様書、サポート文書、Web上のFAQ情報など)
を作成されている方
・海外向けに翻訳される和文ドキュメントを作成・執筆
されている方
・海外向けに翻訳される和文ドキュメントの品質を
標準化したいとお考えの方
・翻訳しやすい和文ドキュメントを作成したいとお考えの方
・自社の海外ドキュメントの品質にお困りの方、品質を
改善したいとお考えの方
・現状の海外向けドキュメント作成(発注先、
管理・作成プロセス)に課題をお持ちの方
- ・海外向けドキュメント作成にかかるコストを削減したいとお考えの方
- 受講お申込み
- 受講はこちらからお申込みいただけます。
- 習得知識・スキル
-
・和文作成から英語・多言語展開まで、海外向けドキュメント作成の
あるべき姿と指針
・翻訳しやすい和文のドキュメントの書き方・作り方、
標準化のためのポイント
・翻訳品質向上・標準化のための翻訳品質設計やプロセス構築
・翻訳コスト削減・リードタイム短縮のポイント
・翻訳会社の言いなりにならないための、翻訳発注時のポイント
- プログラム
-
1.事例から学ぶ海外向けドキュメント作成の問題点
(1)ケーススタディ ~海外向けドキュメント作成におけるよくある
失敗例~
(2)自社の現状の海外向けドキュメント作成の課題を考える
(3)失敗しない海外向けドキュメント作成のポイントは?
(4)「和文マニュアル標準化」と「海外向けマニュアル品質」の関係
2.翻訳しやすい和文ドキュメントの書き方・作り方
(1)翻訳しやすい和文ドキュメントを作成することの重要性
(2)翻訳しやすい和文ドキュメントとは?
a. 作成ツール
b. メンテナンス性の高いデータの作り方
c. 見やすいレイアウト
(3)翻訳しやすい文章の書き方
a. 簡潔な文章
b. 明確な文章
c. 読みやすい文章
d. 誤解されない文章
(4)ワークショップ ~翻訳しやすい文章を書いてみよう~
(5)コスト削減事例とそのポイント
(6)和文ドキュメント品質標準化のためのポイント
a. テンプレートの作成
b. 執筆ガイドラインの作成
c. 用字・用語ルールの作成
(7)自社の和文ドキュメント改善のための検討
3.品質向上・コスト削減のための翻訳品質設計とプロセス構築
(1)海外向けドキュメント作成の品質とコストの考え方
(2)品質要件の確認
a. コンテンツの種類
b. ターゲットユーザー
c. 時間・コスト
d. ブランドイメージ
e. 品質の重要度
(3)品質基準の設定
a. スタイル選定のポイント
b. 適切な用語の選択
c. 品質基準にあわせたチェック項目のカスタマイズ
(4)適切な翻訳プロセス構築
a. 翻訳支援ツールによる過去の翻訳資産の活用
b. 用語集・スタイルガイドによる品質の標準化
c. チェックリストによる品質の見える化
d. 用途に合わせた機械翻訳の活用とノウハウ
(5)ワークショップ 〜翻訳品質を設計してみよう〜
(6)自社の翻訳プロセス改善のための検討
4.まとめ
a. 現状の課題に対するアクションプランの検討・共有
b. 質疑応答
5.個別相談(事前申込制、希望者のみ、1人10分程度)
・受講者の皆様の現状の海外向けドキュメント作成に関する
相談を受け付けます。
・希望者は自社のドキュメントをご持参いただければ、その場で
改善ポイントなどのアドバイスを行うことも可能です。
講師プロフィール
徳田 愛
- ・機械翻訳コンサルタントとして、日本企業に向けた機械翻訳導入やプロセス構築のコンサルティングを行う
- ・多言語翻訳を左右する原文品質を重要視し、和文ライティング工程も担当し、機械翻訳に適したマニュアル作成のコンサルティングも実施
- ・社外では機械翻訳関連の以下の発表も担当
- - 2013年 第23回JTF(一般社団法人日本翻訳連盟)翻訳祭
- 「多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~」
- - 2014年 AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)機械翻訳フェア
- 「機械翻訳を使いこなす~品質と生産性の向上のために~」
- - 2014年 TAUS* Executive Forum in Tokyo 2014
- 「The Importance of Understanding the Strengths of Different MT Engines
- (with Pre-editing focus)」
- - 2014年TC シンポジウム2014東京(一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会主催)
- 「かしこく機械翻訳を使いこなそう 」
- - 2014年JTF(一般社団法人日本翻訳連盟) 翻訳祭
- 「新翻訳時代を作る品質管理イノベーション~多種多様なニーズ、
- コンテンツに合わせた翻訳品質基準の設定と品質管理プロセス~」
- - 2015年 TAUS* Executive Forum in Tokyo 2015
- 「産業翻訳における日本発のMTエンジン活用の可能性」
- *Translation Automation Users Society、翻訳自動化ユーザー協会

澤田 祐理子
- ・ローカリゼーションスペシャリストとして、日本語版から英語版、多言語版までの翻訳プロジェクトに携わる
- ・機械翻訳の導入や複数のエンジンの品質評価・検証、エンジンベンダーとの情報交換などを担当
- ・企業に向けた英文品質の標準化やスタイルガイドの作成に携わり、機械翻訳しやすい原文の調査・検証も実施
講師から
国内企業の海外進出が加速する中、海外向けドキュメントをわかりやすく、低コストで、効率的に作成するニーズがますます高まっています。
しかし、海外向けドキュメントの作成において、多くの企業から次のようなお困りの声をお聞きします。
・誤った翻訳や不自然な翻訳が多く、チェックや修正に手間がかかっている。
・「海外向けドキュメントがわかりにくい」と現地からのクレームが絶えない。
・マニュアルや取扱説明書、HPに情報を掲載しているにもかかわらず、
コールセンターへの問い合わせが減らない。
・海外向けドキュメントの翻訳や管理に、コストや時間がかかりすぎている。
・増えていくドキュメントの品質管理ができていない。
実は国内企業の抱えるこうした問題点の多くが、
・和文ドキュメントがわかりにくく、翻訳品質が低下している。
・翻訳の品質設計とそれに基づいたプロセス構築ができていない。
という2つの原因に起因します。
そこで、本講座では海外向けドキュメント作成で失敗しないために、
・翻訳しやすい和文ドキュメントの書き方・作り方のコツとノウハウ
・翻訳後に「こんなはずじゃなかった」をなくすための翻訳品質設計とプロセス構築
という2つのテーマを取り上げ、単なるチェック工程の追加やツールの導入といった局所的なアプローチだけでなく、「和文作成から英語、多言語翻訳」といったドキュメント作成工程全体の最適化のためのポイントについて解説いたします。
国内企業の海外向けドキュメント作成におけるよくある失敗事例も紹介しながら、豊富な海外向けドキュメント作成で得られた知見をもとに、現状の課題の解決に役立つ、即効性のあるアドバイスを伝授します。
関連サービス
英語・多言語翻訳サービス機械翻訳(MT・Machine Translation)サービス