機械翻訳プラグインMTrans for Tradosに「ChatGPT」を搭載~機械翻訳のカスタマイズ、自動ポストエディット、あいまい一致の自動修正を実現~

2023年10月26日

機械翻訳プラグインMTrans for Tradosに「ChatGPT」を搭載~機械翻訳のカスタマイズ、自動ポストエディット、あいまい一致の自動修正を実現~

株式会社ヒューマンサイエンス(東京都新宿区西新宿2-7-1 代表取締役 熊沢剛)は、Trados Studio用機械翻訳プラグイン「MTrans for Trados」(エムトランス フォー トラドス)にChatGPT連携機能を搭載しました。

概要

OpenAI社が提供するChatGPTは、人間のようにやりとりができることで注目されていますが、英語や日本語などの言葉を扱うことにも長けています。MTrans for TradosがChatGPT APIと連携することで、翻訳作業を効率化できます。GPT-3および最新のGPT-4を利用できます。ChatGPT APIを使用し、データは二次利用されないため、業務上の機密情報も安全にChatGPTに処理させることができます。2週間の無料トライアルを受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。

特徴

ChatGPT API連携により追加された機能は以下のとおりです。


機械翻訳のカスタマイズ

ChatGPTを機械翻訳エンジンとして使用できます。MTrans for Tradosでは翻訳用の標準的なプロンプト(命令)があらかじめ搭載されており、プロンプトをカスタマイズすることも可能です。従来の機械翻訳エンジンでは、カスタマイズするために大量の原文、訳文データを収集し、時間と費用をかけてモデルをトレーニングする必要がありましたが、ChatGPTならプロンプトで指示するだけでカスタマイズできます。


自動ポストエディット

任意の機械翻訳エンジンの出力を、目的に応じて自動的に書き換えることができます。例えば、マーケティングに適した表現に書き換えたり、要約して文字数を削減したりすることができます。MTrans for Tradosに従来から搭載されている文字列置換、正規表現置換に加えてChatGPTによる書き換えが可能になったことで、人によるポストエディット作業がより一層効率化されます。


翻訳メモリのあいまい一致の自動修正

文書が改版され原文の一部が変更されたときに、翻訳メモリの中にある過去の原文と比較して、変更された箇所を機械翻訳して旧訳文に反映します。翻訳メモリからの流用、修正作業が自動化されるため、改版が多い文書では特に効率化が見込めます。



 

MTrans for Tradosについて

翻訳プロフェッショナルが利用する翻訳ソフトウェアTrados Studio用の機械翻訳プラグインです。機械翻訳の出力に対して用語適用と自動ポストエディットを実行することにより人手によるポストエディット作業を大幅に削減します。安全性を重視し、API接続を利用しているため、翻訳データが外部に公開・共有されることなく安心して利用できます。法人向け製品となります。

ChatGPT API連携により追加された機能は以下のとおりです。


複数の機械翻訳エンジンによる同時翻訳

以下の機械翻訳エンジンをご利用いただけます。エディタ画面で複数の機械翻訳エンジンの訳文を比較できます。
・DeepL
・Google
・Google AutoML Translation
・Microsoft
・Microsoft Custom Translator
・OpenAI ChatGPT API
・Amazon
・NAVER Papago


用語の自動適用

原文と訳文で使用される用語をあらかじめ登録することで、機械翻訳の訳文で使用される訳語を統一できます。機械翻訳エンジンを問わず用語集を一元管理できます。


スタイルの自動置換

文字列置換、正規表現置換、ChatGPTを使って機械翻訳の訳文のスタイルや表記、表現を自動修正できます。


書式、タグ

HTMLファイルやXMLファイルを翻訳する場合に、MTrans for Tradosは原文に含まれるタグを訳文に挿入します。訳文が途中で分割されたり、タグが削除されたりすることはありません。


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Trados連携 機械翻訳ソリューション MTrans for Trados


【お問合せ先】
株式会社ヒューマンサイエンス 事業推進部
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