2020/3/17、31(火曜・隔週×2回)の2回に分けて、フェロー・アカデミー様にて「現場のプロが直伝!チェッカー講座」を開催します。
翻訳に携わるのは、翻訳者だけではありません。チェッカー(レビューア)という存在は、クライアントに納品する訳文の品質を確保するという非常に重要な役目を担っています。
チェッカーに求められるのは翻訳をチェックして間違いなどに気づき、修正する力ですが、それは翻訳者にも必要不可欠なスキル。そのため、チェッカーの観点を知ることは、翻訳者としてのレベルアップにもつながります。
また、機械翻訳が急激な進化を遂げている今だからこそ、人間ならではの観点からチェックを徹底する重要性が強まっています。翻訳に加えてチェックにも対応できるという翻訳者へのニーズも、ますます高まっているのです。
この講座では、数多くのグローバルIT企業から信頼を得ている翻訳会社の最前線でさまざまな経験を積んでいる講師が指導します。
チェッカーの仕事について具体的に説明した後、講師が現場で良く目にするチェック案件に基づいて作成した課題を使い、チェックの視点と作業方法を実践的に指導。まさに今行われている現場での仕事を実体験できるので、チェッカーを目指す方にも、翻訳者として進む方にも、またはポストエディットなど他のかたちで翻訳に関わっていこうという方にも、今後の歩みに役立つ内容です。
さらに、課題に取り組んで実力があると講師が認めた場合は、チェッカーの仕事のトライアルを受けられる可能性もあります。
チェッカーの視点で見る技術を実践で学び、翻訳力も一気にランクアップさせましょう。
プログラム
第1回(3/17)
チェッカーの仕事内容の説明
→チェッカーの仕事内容、翻訳案件のワークフロー、勤務形態、単価などを紹介。
チェックのフローについて
→ 翻訳チェックを開始する際に確認する必要がある情報、チェック作業で行うことを紹介。
翻訳チェックのメトリクスについて
→実際の現場で使用されているチェック項目、またはJTFの「翻訳品質評価ガイドライン」を参考にして、チェックすべき項目とその重要度を紹介する。
課題の解説
第2回(3/31)
チェッカーの視点
・情報の検索方法
・間違いやすいポイントなど
・コンテンツごとのチェックの視点
→ 誤訳をなくすために、どのような方法で情報を検索し、訳文に反映していくのかを説明
→さまざまなコンテンツタイプ(Web、ホワイトペーパー、インフォグラフィックなど)に応じた訳し方を説明
課題の解説
※課題は原文300~500ワード程度の翻訳文を、指示に従ってチェックしていただきます。
※内容は、予告なく変更する場合があります
概要
- 日時
- 2020/3/17、31(火曜・隔週×2回)
- 隔水曜・全3回
- 19:00~20:40(100分)
- 場所
- フェローアカデミー 〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-6 翻訳会館
- 費用
- フェロー・アカデミー様の指定に準ずる。 詳しくは以下のページをご覧ください。 https://www.fellow-academy.com/school/short_checker/
- 定員
- 16名
- お申し込み期限
- 2020年3月8日(日)