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【市場動向】人間を超える?人工知能によるデータ処理

【市場動向】人間を超える?人工知能によるデータ処理

最近、「人口知能」に関するニュースが話題になっています。
「人口知能」とは、目で見る、耳で聞く、連想する、問題を解く、といった人が行っている判断を、
機械でも人と同じようにできることを目的に開発されている技術です。

先日、Google社の人工知能「AlphaGo」が
世界最強棋士との対局に勝利したというニュースが取り上げられました。
「AlphaGo」は「10の360乗」通りの棋譜を記憶し、
その場で最も適切と思われる一手を打つのだそうです。

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このように、膨大なデータを処理できる人工知能は言語処理技術にも応用されています。

IBM社の「Watson」は自動質問応答技術の更なる向上を目的に設計された、
人の言葉を理解することのできるコンピュータです。
米国のクイズ番組で正答を連発したことで注目されました。
最近は渡辺謙さんのCMでもおなじみですね。

「Watson」は100万冊の本を読むのに相当する言語データを記憶しており、
その膨大なデータを解析することで、相手の発言に対して、
文脈も考慮した最も適切な回答を導き出すとされています。

将来的には、病院の受付やサポートセンターなどでの顧客サービスなどでの活用が期待されているそうです。

これらの例に代表されるように、これまで人間しかできないとされていた高度な思考が、
コンピュータによる自動処理に替わるようになりました。

こうした人口知能を機械翻訳の仕組みに取り入れたサービスも増えてきています。

たとえば、Microsoft社では、人口知能の「機械学習」の技術を生かして、
インターネット電話サービスSkypeでリアルタイム音声翻訳を行う
Skype Translatorのサービスを提供しています。
このサービスでは、通話相手が話した言葉を
リアルタイムでテキストと音声で表示できるようになっています。
音声の翻訳に対応している言語はまだ限られていますが、
テキストの翻訳であれば40ヶ国語に対応しています。
「機械学習」の技術を使って、使用されたデータを機械が解析して学習していきますので、
多くのユーザーが使えば使うほど、精度の高い翻訳ができるようになるそうです。

機械翻訳では、現状では人のように「文脈に合わせた翻訳」をするのはまだ難しいとされていますが、
今後この人口知能の分野の研究が進むことで、人間の翻訳者と同じような翻訳を行う、
まったく新しい仕組みを持ったエンジンが登場するかもしれませんね。

機械翻訳の導入自体にまだ踏み切れていない、という方も多いかもしれませんが、
機械翻訳を取り巻く技術は日に日に進歩しています。
機械翻訳導入を検討していく中で、常に最新の情報をキャッチアップしていくことが、
今後はより求められるようになりそうです。

ヒューマンサイエンスでは、今後もこのブログで最新のエンジン情報や技術情報を発信していきます!

 

ブログ執筆担当

機械翻訳セミナー_澤田

澤田 祐理子

・ローカリゼーションスペシャリストとして、
日本語版から英語版、多言語版までの翻訳プロジェクトに携わる。
・機械翻訳の導入や複数のエンジンの品質評価・検証、
エンジンベンダーとの情報交換などを担当
・企業に向けた英文品質の標準化やスタイルガイドの作成に携わり、
機械翻訳しやすい原文の調査・検証も実施。

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