品質管理体制

品質管理体制

ヒューマンサイエンスでは、これまでの経験を通じて培った各種のノウハウを基に、独自の品質管理体制を構築し、お客様にご提供しております。

翻訳に関する品質管理

ご発注時の徹底したヒアリング

「翻訳」と一口に言っても、原文に最大限忠実に翻訳した文章と、特定読者を想定して大幅に意訳した文章では、その仕上がりには自ずから大きな違いが生じます。私たちは、お客様が翻訳に何を求めるのかを十分に把握し、そのご要望に最大限お応えするため、事前に丁寧なヒアリングを実施しております。

用語の統一・管理

翻訳の重要な要素の一つは用語の管理です。特定の用語には決まった訳語をあてることで用語を統一することが、正確な翻訳の大前提です。とはいっても、分野ごと、さらにはお客様ごとにキーになる用語は異なるため、翻訳する文書全体で用語を適切に使用するための用語管理は煩雑な作業になります。

自社開発ツールHS XCheckerを活用したQAチェック

ヒューマンサイエンスでは、XCheckerという独自に開発したチェックツールを使用し、スタイルガイドや用語集への準拠をすばやくチェックします。

 

さまざまなファイル形式に対応しており、数値の誤りや、訳文の不統一など、人の目ではなかなか検出が難しいエラーも検出できるため、作業時間の大幅な短縮につながります。


HS XChecker画面

翻訳支援ツールTradosを活用した大量翻訳への対応

医薬・医療分野では、同様の内容の翻訳が立続けにいくつも発生する場合や、大量の翻訳を短期間に仕上げることが求められるケースも多くあります。そのような場合には、複数の翻訳者を同時に稼動させ、作業レベルで相互の連携を取りながら作業を進める必要があります。

 

当社では、専任の窓口担当者が複数(多人数)の翻訳者を適切にコントロールし、品質レベルを保ちながらプロジェクトを運営する体制を整備しております。また、必要に応じて翻訳メモリツール(Trados)の使用も可能です。

→ 翻訳支援ツールTradosの活用

フルレビューの実施

専門のレビューアによるフルレビュー

ヒューマンサイエンスでは、翻訳の品質を左右する重要な要素の一つに、翻訳作業後のレビュー(チェック)作業があると考えています。そのため、経験豊富な専門のレビューア(チェッカー)が翻訳の全文をチェックする体制を取っています。

 

この作業により、翻訳者の作業段階でのエラーやミスを検出し、適切に修正します。加えて、専門的な見地から翻訳の正確性を向上させ、また、複数の翻訳者による翻訳の調整を相互に行うことで、全体的な翻訳品質の安定化に寄与します。

社内教育と標準化

社内に「標準化推進委員会」「技術推進委員会」等の専門チームを設けて、品質管理・向上のためのスタッフ個々のスキルの底上げと、標準プロセスの確立と徹底に努めております。

翻訳者の管理

厳正な採用プロセス翻訳者の採用にあたっては、個々の能力を定量的・定性的に評価する翻訳トライアルを実施し、一定の点数を獲得した翻訳者のみを登録する形を取っております。

翻訳者へのフィードバック実施

作業終了後に社内のレビュー結果をすべての翻訳者に対してフィードバックする体制を構築しています。

フィードバックの際には、評価点数だけでなく、翻訳者に具体的な箇所を指摘し、修正例を提示することで、継続的な品質向上を促進しています。

データベース化による翻訳者の一元管理体制

翻訳者の作業実績と評価(クライアント様からの評価、社内の評価)およびフィードバック内容等をデータベース化によって一元的に管理し、案件ごとに最適な翻訳者を選定できる体制を作っております。

・翻訳者のポテンシャル、得意領域を詳細にヒアリングし、データベースに登録
・フィードバック後のデータベースのポイントに基づいて、各翻訳者のランク決定
→ 次回の最適な翻訳者の選定に反映

 

(参考)外部翻訳者のマネジメントフロー

→ 医薬・医療翻訳サービス→ 医療機器ローカリゼーションサービス