2017年3月1日(水)、15日(水)、29日(水)の3回に分けて、フェローアカデミー主催による「マーケティング翻訳」講座を開催します。
優秀な方にはトライアルのチャンスあり! 需要の高まるマーケティング翻訳で仕事獲得を目指しましょう。
マーケティングとは、企業が市場の動向や顧客のニーズを探り、それをもとに有益な販売戦略を企画・実行する一連の活動のことです。
こういった活動の中で発生する文書はメッセージ性の高いものが多いことから、実務翻訳の基本である「わかりやすく、正確で、簡潔な」日本語に加え、製品やサービスを魅力的に伝える日本語表現力が求められます。
IT業界を筆頭に近年ますます需要が高まっているこのジャンルですが、対応できる翻訳者は不足しているというのが現状です。
今回の講座ではIT関連の題材を取り上げ、どんな業界のマーケティング翻訳でも活かせる考え方を指南します。
授業では、マーケティング翻訳の特徴や目的といった基本はもちろん、「わかりやすく読みやすい」「アピール力のある」「質の高い」訳文を作成するためのテクニックもお伝えします。
課題は毎回100~200ワードで、そのほかに仕事で通用するレベルの訳文に仕上げるために必要不可欠な「リライト」の練習にも取り組みます。
提出していただいた訳文は講師が添削し、全員分の添削を無記名で配布。優秀な訳文やありがちな間違いなどを取り上げて解説するので、自分の改善すべき点がわかるだけでなく、表現の幅も広げることができます。
そして最終回では、クライアントが求めるマーケティング翻訳の品質やどんな翻訳者に仕事をお願いしたいかといった、現場のリアルな話も。これから仕事を始めたい方々にとって必聴の内容です。
なお、毎回の課題提出を通じて、受講生の中で優秀な方は株式会社ヒューマンサイエンスのトライアルに挑戦できる、もしくは即戦力として登録翻訳者になれる可能性があります。マーケティング翻訳の仕事を獲得できるこのチャンスをお見逃しなく!
本コースでは、読者視点で読みやすく、分かりやすい、読者にアピールする翻訳文にフォーカスします。
プログラム
第1回(3/1) 「マーケティング翻訳とは」
- IT業界のマーケティング翻訳の特徴
- わかりやすく読みやすい訳文
- 第1回課題の解説
- アピール力を高めるために
- 第2回課題の解説
- 訳文の品質を高めるためのヒント
- マーケティング翻訳の最前線
・製品翻訳とマーケティング翻訳
・マーケティング翻訳で目指すこと
・予習課題の解説
・リライトでブラッシュアップ
・リライトの技法(講義と簡単な演習を交えて)
※終了時に課題を配布(200ワード程度)
第2回(3/15) 「アピール力のある訳文とは」
・押さえたいポイント
・優秀な訳例、ありがちな誤り
・何をアピールするか
・リライト応用編(講義と簡単な演習を交えて)
※終了時に課題を配布(200ワード程度)
第3回(3/29) 「お客様が満足される訳文を目指して」
・押さえたいポイント
・優秀な訳例、ありがちな誤り
・翻訳作業で気を付けたいこと
・日頃から心がけたいこと
・お客様の生の声
・こんな翻訳者の方にお願いしたい
・全3回のまとめ
※予定教材は、予告なく変更する場合があります。
- 日時
- 2017年3月1日(水)、15日(水)、29日(水)
- 隔水曜・全3回
- 19:00-20:40(100分)
- 場所
- フェローアカデミー 〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-6 翻訳会館
- 費用
- フェローアカデミーの指定に準ずる。 詳しくは以下のページをご覧ください。 https://www.fellow-academy.com/fellow/pages/school/short/SPJH.jsp
- 定員
- 16名
- お申し込み期限
- 2017年2月15日(水)正午 ※お申込みは定員になり次第、締め切らせていただきます。
- このような方が対象です
- ・実務翻訳の学習経験があり以下に該当する方
- ・マーケティング翻訳のスキルアップを図りたい方
- ・マーケティング翻訳に関心のある方
- ・新たな分野の翻訳に挑戦したい方
- ・マーケティング翻訳の発注担当者の方
講師
大越 康弘(株式会社ヒューマンサイエンス)
- 外資系ITコンサルティング会社で開発を担当した後、外資系ソフトウェア会社でプリセールスを担当。現在は、IT分野の翻訳・レビュー・リライトに従事。ITシステムの開発者およびユーザーとしての経験、翻訳について発注者および作業者としての経験をもとに、実際にマーケティング部門など最前線で日本の顧客に向けて必要とされる文書や、対象読者にアピールする書き方を追求。