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INTERVIEW

先輩を知る04/多言語翻訳コーディネーター

多言語翻訳
コーディネーター

PROFILE

前職では国内を代表する大手メーカーの取扱説明書を多言語に翻訳するコーディネーターとして活躍。学生時代から英語をネイティブの先生に教わり、社会人になってからもイギリスに留学するほど英語漬けの生活だった。加えて大学卒業後はシステム会社で開発に携わるなど、ITにも精通している。

プロジェクトを計画通りに
動かせたときの達成感

Y・Wさん

2017年 中途入社

JOIN入社のきっかけ

規模の大きさに惹かれて

大学卒業後に入社したIT企業では英語のマニュアルを読む機会が多かったのですが、日本語に訳しても全く内容が理解できないことがよくありました。それをもっとわかりやすくしたいと思ったのが、翻訳の仕事を志すことになったきっかけです。その後イギリスに留学し、帰国後は翻訳会社に就職して翻訳物の品質管理業務を行いました。その後、前職の翻訳会社へ転職し、多言語コーディネーターとして現在と同様、進行管理を10年ほど経験しました。翻訳業界の将来性を考えた時に、業界内でも規模が大きく、ITにも強い当社に非常に興味を持ったため、入社することにしました。

CAREER入社から今まで

入念な計画で無駄なく進行

入社してからは多言語コーディネーターとして、大手メーカーのプリンターの取扱説明書制作を担当しています。1年以上の非常に長い期間のプロジェクトで、開発が延びたり、製品に不具合が起きたりするなどのアクシデントはありましたが、先日ようやくひと通り完成しました。別部署が担当している英日翻訳は海外企業の案件が中心のためスピード感が求められますが、多言語翻訳の場合はまず日本語を英語に、さらに英語をフランス語やスペイン語などの様々な言語に訳す必要があるため、しっかりとスケジュールを立てなければ計画通りに進めることはできません。細かく確認することが多く神経を使いますが、その反面わからない言語についてはわかる人に任せて、入り込み過ぎないことも重要です。

 

WORK現在の業務内容

効率的に案件をコーディネート

昨年から続いていた大きなプロジェクトは一旦落ち着いたのですが、現在はプリンター全体の取り付け方からトラブルシューティングなどを扱うヘルプサイトのローカライズ対応をしています。長期スケジュールのプロジェクトだからこそ、お客様が見落としてしまいそうな部分は事前にこちらから声掛けをするなど、配慮を心がけています。また、現在はその大きなプロジェクトとは異なるCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)を使用して制作にあたっています。実は入社するまでCMSをあまり使ったことがなかったので最初は慣れずに大変でしたが、ひととおりのオペレーションはできるようになったと成長を感じているところです。機能的なマネジメントに興味がある方にも、当社は最適な環境だと思います。

WORTHWHILE仕事のやりがい

お客様からの感謝の言葉

多彩な言語に展開する必要があるので神経を使いますが、大規模プロジェクトがスムーズに終わった時は安心しますね。多言語翻訳は翻訳量の多さや品質チェックの難易度の高さなどから、どうしてもプロセスが煩雑になるため、お客様から想定外の質問をされることもよくあります。長期にわたるプロジェクトの間、お客様と何度も打ち合わせをして、丁寧に説明しながら段取りを把握していただき、かつ前倒しで納品できた際に「何も問題なく終わりました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉をいただいた時は非常に嬉しく感じました。プロジェクトが予定通りに進み、お客様のためになったと感じられることは、多言語コーディネーターの一番のやりがいだと思います。

 

FUTURE今後の目標

社内の生産性を上げたい

今後の業界は、機械翻訳がメジャーになるのではないかと感じています。ただ、機械で全ての翻訳ができるわけではなく、最終的には人がやらないといけない部分もあるので、会社が成長するためには教育や人材確保が急務だと思いますね。当社の社員は様々な経験や素晴らしいノウハウをたくさん持っていると感じますが、属人的になってしまっている部分も少なからずあります。社内の暗黙知をしっかりと言語化して整理することで、たまにしかやらない作業も標準化できると思っています。誰が見てもわかりやすい業務マニュアルを制作して、社内の業務効率を上げることが、現在の私の目標です。