2015年4月9~10日に開催される TAUS* Executive Forum in Tokyo 2015 にて「産業翻訳における日本発のMTエンジン活用の可能性」を発表します。
*TAUS(Translation Automation Users Society、翻訳自動化ユーザー協会)
>>TAUS Executive Forum in Tokyo 2015
「産業翻訳における日本発のMTエンジン活用の可能性」
開催要項
- 日時
- 2015年4月9日(木)14:30~
- ※ TAUS Executive Forum in Tokyo 2015 は
- 2015年4月9、10日の両日、9時~から終日開催されます。
- 場所
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- オラクル青山センター
- 〒107-0061東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター >>>アクセス
- 申込み方法
- 参加費用が必要です。
- 参加ご希望の方は、下記TAUS Executive Forum in Tokyo 2015 の
- Webサイトよりお申し込みください。
- >>TAUS Executive Forum in Tokyo 2015 Registration
講演の概要
現在、機械翻訳において、Mosesなどの欧州で開発されたエンジンが主流となっています。
しかし、そういったエンジンは欧州言語にフォーカスして開発されているため、日本語と英語のような言語構造が大きく異なる言語間では、十分な品質のアウトプットが得られない場合も多いのが現状です。
そこで、日英・英日の機械翻訳の高まるニーズに対応するために、構造の大きく異なる言語間においても精度の高い翻訳ができるエンジンの研究が、日本において進められています。
ヒューマンサイエンスでは、エンジンの開発ベンダーではない、中立的な立場から、そうした日本発のエンジンの実務での活用の 可能性について検討を進めてきました。
今回の発表では、産業翻訳の分野ではまだあまり普及していない日本発のエンジンをいくつか取り上げます。
実務における約8年間の機械翻訳エンジン活用の経験をもとに、実際のプロジェクトデータを使った、従来のエンジンとの品質の比較結果を紹介し、日本語と英語間のみならず、英語とアジア言語間のような言語構造が大きく異なる言語間での日本発のエンジン活用の可能性について考察します。
講演プログラム
・日本発のエンジン例
・従来のエンジンと日本発のエンジンとの品質比較
・産業翻訳における日本発のエンジン活用への可能性
講師プロフィール
徳田 愛
- ・機械翻訳コンサルタントとして、日本企業に向けた機械翻訳導入やプロセス構築のコンサルティングを行う。
- ・多言語翻訳を左右する原文品質を重要視し、和文ライティング工程も担当し、機械翻訳に適したマニュアル作成のコンサルティングも実施。
- ・社外では機械翻訳関連の以下の発表も担当。
- - 2013年 第23回JTF(一般社団法人日本翻訳連盟)翻訳祭
- 「多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~」講演
- - 2014年 AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)機械翻訳フェア
- 「機械翻訳を使いこなす~品質と生産性の向上のために~」
中山 雄貴
- ・翻訳レビューアー歴8年
- ・10年間携帯電話(JAVA、C言語)の開発に携わる
- ・2011年 第21回JTF(一般社団法人日本翻訳連盟)翻訳祭 講演「翻訳者の育成~サステナビリティの獲得~」
- ・2011年 フェローアカデミーにて「レビューアー講座」を開始
- ・2012年 外資系翻訳会社向けに「レビューアー講座」を開催
- ・2013年 TAUS(Translation Automation Users Society、翻訳自動化ユーザー協会)にて “Discovering the Real Issues with Japanese MT in IT Localization” を発表
- ・翻訳/レビューをサポートする各種ツールを開発
- - SDL Trados Studio用バイリンガルファイル比較ツール
- - SDL Trados Studio用ITD XMLプレビューツール
- - 漢字のヨミ生成&索引挿入ツール など
- - Excel、Word、EmEditor、WinMerge等の各種アプリのマクロを作成