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機械翻訳ブログ

最終更新日: 2016/02/24

【報告】TCシンポジウム2015で発表いたしました

2015年8月25日(火)~26日(水)の2日間にわたり、
TCシンポジウム2015が東京で開かれました。
TCシンポジウムとは、テクニカルコミュニケーター協会が主催する、
テクニカルライティングや技術翻訳に関するシンポジウムです。

ヒューマンサイエンスも、
「隣の会社はMTをこう使っている~機械翻訳活用企業に学ぶ導入と運用のポイント~」
と題して、機械翻訳を効果的に活用するためのポイントを発表させていただきました。

最近ではその有効性が認められ、マニュアル等にも導入されるようになってきた機械翻訳ですが、
不安が多くて導入に踏み切れない企業がまだまだ多いのが現実のようです。
そこで今回の発表では、実際に機械翻訳導入によって効果をあげられている企業での事例をもとに、
導入にあたってよくお聞きする以下のような疑問を紹介し、
それに対しての解決方法や考え方を解説いたしました。

  • 導入にあたって何を用意したら良いのか
  • どの機械翻訳エンジンを選べば良いのか
  • 統計ベースのエンジンに読み込ませるコーパスはどれくらいの分量があれば良いのか
  • 現状のワークフローがどう変わるのかのイメージがわかない
  • 品質は本当に問題ないのか
  • 機械翻訳導入でどれくらいコストメリットがあるのか

 

実際のプロジェクトでのコスト削減効果や品質評価の結果など、
実例をもとにした説明が、みなさまのご関心を集めていたようです。

コスト試算

PE評価結果

当日は製造業や制作会社の方を中心に約50名の方にご参加いただきました。
ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

 

限られたお時間の中でしたので、特に重要なポイントに焦点をあててご紹介いたしましたが、

  • 実際の導入事例があったので、今後の検討に参考になった
  • 機械翻訳を導入するにあたって何が必要なのかわかった
  • ワークフローを適切に構築すれば、機械翻訳は十分に活用できることがわかった

といったご意見をいただきました。

 

また、今後のご要望として、

  • ハイブリッドタイプのエンジンでの導入事例も知りたい
  • 日英、英日、日中、中日など、日本語が関係する事例を詳しく聞きたい
  • 今後の課題についても取り上げてほしい

といったご意見もいただきましたので、ぜひ次回以降の発表の参考にしたいと思います。

 

なお、TCシンポジウムは毎年京都でも開催され、今年は10月8日(木)に予定されています。
ヒューマンサイエンスも、今回の発表をベースに、より内容を充実させて発表させていただく予定です。

機械翻訳の導入を検討されている方、
導入はしたけれど思ったようなコスト削減効果がなかなか得られない方など、
たくさんの方の参加をお待ちしております。

 

参加申し込み

参加ご希望の方は、下記TC協会のWebサイトをご参照の上、お申し込みください。

http://www.jtca.org/symposium/subscription_kyoto.html

※ページ下部に、「参加申し込み方法のご案内」があります。

 

 

ブログ執筆担当

機械翻訳セミナー_澤田

澤田 祐理子

・ローカリゼーションスペシャリストとして、
日本語版から英語版、多言語版までの翻訳プロジェクトに携わる。
・機械翻訳の導入や複数のエンジンの品質評価・検証、
エンジンベンダーとの情報交換などを担当
・企業に向けた英文品質の標準化やスタイルガイドの作成に携わり、
機械翻訳しやすい原文の調査・検証も実施。

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