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【ノウハウ】ポストエディットの国際規格(ISO 18587)

【ノウハウ】ポストエディットの国際規格(ISO 18587)

国内でもニューラルネットワークの機械翻訳品質向上などにより、
機械翻訳導入を検討する企業が増えてきていますね。
取扱説明書や技術文書などのドキュメントに機械翻訳を導入する場合、
機械翻訳での処理後に必要となるのが、
機械翻訳後の訳文をブラッシュアップする「ポストエディット」という作業です。

このポストエディットの国際規格が存在しているのは、皆さんご存知だったでしょうか?

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本日はこのポストエディットの国際規格について、概要をご紹介します。

 

●ISO 18587の内容は?

 

ポストエディットの国際規格であるISO 18587は、
2017年4月に正式版がリリースされました。
このISOでは、以下のようなポストエディットに関する概要情報が記載されています。
・ポストエディットの目的
・ポストエディットの作業概要
・ポストエディットのプロセス
・ポストエディットの修正レベル・観点(フルエディット・ライトエディット)
・ポストエディターの資格
・ポストエディターのトレーニング観点

機械翻訳を導入してポストエディットを行う際に
おさえておくべき最低限の情報が記載されているというわけです。
このようなISO規格ができることからも、
機械翻訳が世界的に普及していっていることが伺えますね。

 

●ポストエディットのガイドライン作成

 

このブログでも何度もお伝えしているように、
機械翻訳は、翻訳の品質基準を定めた上で導入することが重要です。

そして、品質基準を定めた後は、ISO 18587にも記載されているとおり、
品質基準を達成するための機械翻訳後のポストエディットの修正観点を
ガイドラインとしてまとめる必要があります。
このガイドラインがないと、「どこまで修正するのか」が明確でないため、
作業者(ポストエディター)によって、仕上りの品質や修正にかかる工数に差
が出てきてしまうということになりかねません。

なので、修正レベルによって、
・ポストエディットの基本方針(修正時の観点)
・ポストエディットのチェック項目(修正すべき項目と修正しなくても良い項目)
について、明確に規定しておくことが重要なのです。

【ポストエディット チェック項目のサンプル

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皆さんも、機械翻訳での効果を最大限に引き出すために、
ぜひポストエディットのガイドラインを作成した上で
機械翻訳を導入
することをおすすめします。
ガイドライン作成にあたっては、ISO 18587などの規格もぜひ参照してみてください。

本日はポストエディットの国際規格 ISO 18587の概要をご紹介しました。

ヒューマンサイエンスでは、機械翻訳導入にあたっての
品質基準設定やガイドライン作成のお手伝いもしています。


ISO 18587の内容も考慮しつつ、
各企業のドキュメントの内容や求める品質基準に合わせた
ガイドラインを作成させていただくことが可能です。

ポストエディットのガイドライン作成をご検討中の方は
ぜひお気軽にお問い合わせください。

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ブログ執筆担当

機械翻訳セミナー_徳田

徳田 愛

・機械翻訳コンサルタントとして、日本企業に向けた
機械翻訳導入やプロセス構築のコンサルティングを行う。
・多言語翻訳を左右する原文品質を重要視し、
和文ライティング工程も担当機械翻訳に適した
マニュアル作成のコンサルティングも実施。
・機械翻訳関連の以下の発表も担当。
– 2013年 第23回JTF(一般社団法人日本翻訳連盟)翻訳祭
「多言語における機械翻訳へのアプローチ
~評価とプロセスの観点から~」講演
– 2014年 AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)機械翻訳フェア
「機械翻訳を使いこなす~品質と生産性の向上のために~」

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