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機械翻訳FAQ

Q. 「ルールベース」「統計ベース」とは何ですか?

A.
機械翻訳ソフト(MTエンジン)の種類です。 ルールベースの「ルール」は「文法規則」を意味します。ルールベースのMTエンジンでは、原文の構文解析を行い、その文法に則って訳文を生成します。 統計ベースのMTエンジンでは「コーパス(翻訳メモリー・TM)」を使って、単語・句に続く確率が最も高い単語・句を統計的に解析し、訳文を生成します。 どちらが適しているかは、言語やコーパスの分量によって異なります。

Q. 機械翻訳に興味があるのですが、品質や精度はどうなのでしょうか?結局人力でやり直すことになりませんか?

A.
翻訳ソフト(MTエンジン)からの出力データだけでお客様にご納品できる品質になることはほとんどありません。 「前後のプロセスでいかに手を加えるか」が重要です。 人の手が加わっても、品質基準の設定をどこに定めるかで充分なコストメリットを得ることも可能です。 ご希望の品質やご予算に応じ、機械翻訳の導入によってこそ得られるコストダウンや納期短縮といったメリットをご提案いたします。

Q. 機械翻訳で、どのくらいコスト削減できますか?

A.
翻訳対象の文書、求める翻訳品質、過去の翻訳資産の状況によって異なりますが、一般的に多言語(1バイト間)では30%、日本語・英語間では10~20%の削減が成功の目安と考えられています。 ただし、すべての分野、言語でコスト削減が実現できるわけではありません。 翻訳メモリーが対訳集などの翻訳資産の管理状況や、対象ユーザー、ボリュームにより異なります。 コスト削減と翻訳期間短縮を実現するには、十分な検証を得た、MTワークフローの設計が不可欠です。 ヒューマンサイエンスでは、分野、言語に合わせた最適なワークフローの設計をご提案しています。 まずはお気軽にご相談ください。

Q. ヒューマンサイエンスではどのMTエンジンを使用しているのですか?

A.
MTエンジンには大きく分けて「ルールベース」と「統計ベース」があり、翻訳元の文章、言語などによって選択すべきエンジンは異なります。ヒューマンサイエンスは約30種類の「ルールベース」と「統計ベース」のMTエンジンの中から、お客様の品質ご要望・ご予算・ワークフローなどをふまえ、最適なMTエンジンをご提案いたします。 評価サービスご利用のお客様には、実際に評価で使用したMTエンジンをお伝えします。

Q. ポストエディットの費用はどのくらい見込む必要がありますか?

A.
業界では、新規翻訳の60%を設定している例が多いようです。しかし、これはあくまで目安です。品質基準、ソース言語の内容によって変動します。 ヒューマンサイエンスでは導入コンサルティングのみならず、プリエディット、ポストエディットといった実作業も承っております。プロジェクトごとにお見積をしております。 まずはお気軽にご相談ください。

Q. 「コーパス」とはなんですか?

A.
統計ベースの翻訳ソフト(MTエンジン)に言語ルールと文法ルール学習させるための翻訳メモリーなどのバイリンガルデータを「コーパス」と呼びます。 一般的に「コーパス」の分量が多いほど、機械翻訳から出力された訳文の品質も良くなります。

Q. 「トレーニング」とはなんですか?

A.
翻訳ソフト(MTエンジン)に「コーパス」を読み込ませて、言語ルールと文法ルールを学習させることです。 ポストエディット済のコンテンツをエンジンに読み込ませて定期的にトレーニングすることで、品質が向上していきます。

Q. エンジンを構築するには、どのぐらいのコーパスの分量が必要ですか?

A.
約10万ワードくらいの分量が目安ですが、使用するエンジンや読み込ませるコーパスの品質などによっても変動します。 まずはご相談ください。

Q. MTエンジン購入などの投資コストはすぐに回収できますか?

A.
翻訳ボリュームや設定した品質基準によって異なります。 ヒューマンサイエンスは、品質のアウトプットのみならず、「年間の翻訳量」「機械翻訳作業コスト(プリエディット・ポストエディット・トレーニング・メンテナンス」「エンジンの導入費用・運用費用」すべての要素をふまえて、導入コストのみならず、ランニングコスト も含み、「費用対効果」を提示いたします。

Q. 機械翻訳と、Trados・TM(翻訳メモリー)などのCATツールとの併用、活用は可能でしょうか。

A.
Trados・TM(翻訳メモリー)を活用した運用プロセスのご提案もしておりますので、お気軽にご相談ください。

Q. 対応言語を教えてください。

A.
実績があるのは、下記の言語です。その他の言語もお気軽にお問い合わせください。 英語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、トルコ語、アラビア語

Q. 十分な量のコーパスがなくても機械翻訳を導入することは可能でしょうか。

A.
ルールベースの翻訳ソフト(MTエンジン)を使用したり、ヒューマンサイエンスのコーパスを使用することで機械翻訳を導入することも可能です。 お気軽にご相談ください。

Q. 機械翻訳を導入するには、翻訳ソフト(MTエンジン)を購入する必要がありますか。

A.
お客様でMTエンジンを購入されない場合でも、ヒューマンサイエンスで所有するMTエンジンを使用して導入することが可能です。 機械翻訳をどのように活用したいかというご希望に合わせて、最適なMTエンジンの運用方法についてもご提案させていただきます。