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【事例】機械翻訳導入へのハードル ~エンジン導入と用語集作成~

【事例】機械翻訳導入へのハードル ~エンジン導入と用語集作成~

機械翻訳の品質向上が話題になる中で、
弊社でも機械翻訳導入について多くのお問い合わせをいただいています。
機械翻訳導入を検討し始めたところだというお客様からは、
特に下記のようなお声をよくお聞きします。

「機械翻訳エンジンのトレーニングやメンテナンスが難しそう…」
「機械翻訳のために用語集を作るのは時間がかかりそう…」
「機械翻訳導入によって翻訳フローがどのように変わるのか、いまいちイメージできない…」

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はじめての導入であればなおさら、
機械翻訳導入までのハードルが高そうで、不安に思われますよね。

機械翻訳導入までの準備や導入後の運用は、
実際のところ、どれくらい手間がかかるものなのでしょうか?

実際に機械翻訳を導入したお客様からは、
「意外とスムーズに導入できた」という感想をお伺いすることも多くあります。

「エンジンを自社で所有せずに導入したので、運用が楽だった。」
「導入までの準備として行ってきたことが、翻訳業務改善のきっかけにもなった。」

そこで、今回は、機械翻訳導入への「ハードル」と捉えられることの多い、
エンジンの運用と用語集作成について、お客様のお声を紹介いたします。

 

●機械翻訳エンジンの運用

 

機械翻訳への最初のステップとして、
まずは機械翻訳エンジンを導入しなければなりません。

しかし、新しいシステムを導入するとなると、
購入費や運用費などの予算はもちろん、
環境構築やメンテナンスにかかる手間、コストも気になるところですよね。

自社でエンジンを所有することがネックになっている方にご提案したいのが、
「翻訳会社が所有しているエンジンを使用する」という方法です。

自社ではエンジンを持たずに、
翻訳会社が持っているエンジンを使用して訳文を出力することが可能になります。

自社で所有しない分、自由にカスタマイズすることが難しくなったり、
機械翻訳する場合の発注先が限られてくるといったデメリットもありますが、
こうした運用方法を取ることで、機械翻訳導入へのハードルはぐっと下がります。

実際に、弊社で所有しているエンジンを使って機械翻訳を導入されたお客様からは

「導入に対して心理的なハードルがかなり下がった。」
「継続的なエンジンの運用費がかからないのでとても助かっている。」

というお声をいただいています。

プロジェクトや条件によっては自社でエンジンを所有したほうがよい場合もありますが、
自社でエンジンを所有するのが難しそうな場合は、
ぜひ一度、翻訳会社の機械翻訳エンジンを使用すること可能かを
確認されてみても良いかもしれません。

 

●用語集の作成

機械翻訳の品質を向上させたい場合、適切な用語集を登録するというのがポイントのひとつとなります。

しかし、従来の翻訳で用語集を蓄積されていない場合、
機械翻訳の導入のために「用語集を作る」という新たな作業が
増えるように感じられるのではないでしょうか。

弊社のお客様でも、機械翻訳導入をきっかけに用語集の整備を始められることも多いのですが、
まずは主要な製品の用語集から作成することをおすすめしています。

全ての製品の用語集を作成するとなると、工数がかかりますが、
主要な製品にターゲットを絞って、
頻出の固有名詞などをピックアップして用語集として登録するだけでも、
機械翻訳の品質を向上させることができます。

まずは、スモールスタートでベースとなる用語集を作成し、
その後、随時、必要な用語を追加登録していくという方法で用語集の運用をしていくことで、
最初の用語集作成のハードルを下げることが可能です。

このように用語集を作成したことで、

「一度作ってしまえば、後続の翻訳案件でも使っていけるので助かっている。」
「用語集を作成したことで、人による翻訳においても品質が向上した。」

といったメリットを感じていただいているお客様も多いようです。

用語集作成は、機械翻訳のためだけに行うものではなく、
人による翻訳においても品質向上に大きな効果を発揮します。
このように、機械翻訳のために用語集作成に取り組むことで、
通常の翻訳業務改善のきっかけになるということも多いようです。
自社で用語集作成をするのが難しいという場合には、
翻訳会社に用語集作成を依頼することもできますので、一度検討してみてください。

 

はじめての機械翻訳となると、
導入までの道のりが長く感じられ、不安に思われる方も多いでしょう。

しかし、今回ご紹介した例のように、一度取り組んでみれば意外と難しくなかったり、
より楽に進められる方法があったりすることにお気づきになることも多いのです。

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ヒューマンサイエンスでは、機械翻訳導入までのコンサルティングはもちろん、
導入後の運用サポートもさせていただいております。

無理のないプロセスで導入していただけるように、
導入までのロードマップをご提案いたしますので、
少しでも導入を検討されている方がいらっしゃいましたら、
お気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせフォーム

フォームが使用できない場合は、hsweb_inquiry@science.co.jp宛に
お問い合わせ内容をメールにてお送りください。

もしくはお電話TEL:03-5321-3111にてお気軽にご連絡ください。

 

ブログ執筆担当

澤田 祐理子IMG_3756_2

・ローカリゼーションスペシャリストとして、
日本語版から英語版、多言語版までの翻訳プロジェクトに携わる。
・機械翻訳の導入や複数のエンジンの品質評価・検証、
エンジンベンダーとの情報交換などを担当
・企業に向けた英文品質の標準化やスタイルガイドの作成に携わり、
機械翻訳しやすい原文の調査・検証も実施。

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